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=== 概日リズムと疾患 ===
概日リズムにより、上記のように内分泌・代謝系および自律神経系も影響を受ける。
* [[高血圧]]: 内因性[[カテコラミン]]は、ヒトにおいて活動を開始する起床時〜午前中にかけて分泌される。[[早朝高血圧]]が引き起こされる。また概日リズムを喪失すると、夜間に血圧の下がらない non-dipper、夜にむしろ血圧が上昇する riser といった高血圧がみられる。こういった概日リズム障害をあわせもつ高血圧は心血管疾患を起こしやすい。<ref>Kario K. Hypertension 2010; 56: 765-73.</ref>
* [[冠攣縮性狭心症]]: [[副交感神経]]優位となる夕刻に発作が多く見られる。
* [[気管支喘息]]: 日中は内因性[[ステロイド]]ホルモンが分泌されている。減少する夕刻〜明け方にかけて発作が多く見られる。(この他気温にも影響を受けている。)