「連合国暫定当局」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
15行目:
彼は就任すると、本国や国内勢力の意を受け、元バアス党員すべてを[[公職追放]]した。官公庁職員・警察官・消防士・軍人など、フセイン時代からの公務員は概ねバアス党に登録していた為、国家機能は失われてしまった上、これらの人材が武装勢力に加わる結果となった。また、公職や高級な職種についていたのはサッダームに厚遇されたスンナ派に限られていた為、これらを追放すると、失業したスンナ派住民と、それまでの抑圧の恨みを持ったシーア派・クルド人の軋轢が増し、過度な衝突を招いた。国家運営は、連合軍や連合国の人材が当初から少なすぎたことが災いし、各地で武装勢力や宗教勢力が自治組織を運営して勢力を拡大した。当局はクルド人の自治権を大幅に拡大したが、クルド自治区はイラク軍とは別の武装組織が治安維持を行い始め、治安は良いものの、半独立国の様相であり、クルド人組織も独立を望んでいるが、大量のクルド人を抱える周辺諸国は危機感を募らせた。
 
CPAの政策内容は、[[治安]]も含めたフセイン体制を一掃したことに尽き、後に「[[内戦]]状態」といわれるイラクの主要因を生み出したともいえる。
 
== 歴史 ==