「デカン・トラップ」の版間の差分

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[[Image:Kille Rajgad from Pabe Ghat.jpg|thumb|[[プネー]]付近のデカントラップの景観]]
 
'''デカントラップ'''は、[[インド]]の[[デカン高原]]に分布する地球上でもっともな広大な[[火成活動]]の痕跡である。2,000メートル以上の厚さを有する[[洪水玄武岩]]の何枚もの層から成り、面積は50万キロ平方キロメートル。「トラップ」とは[[階段]]を意味する[[スウェーデン語]]で、この地域の景観が階段状の[[丘]]を示すことに由来する。
 
== 地史 ==
[[中生代]][[白亜紀]]末から[[新生代]][[第三紀]]初の6800万年前から6000万年前の間に何回かの[[噴火]]によって形成された。[[浸食]]と[[大陸移動]]により減少する前の面積は150万キロ平方キロメートルにおよんだと推定される。この噴火の際に放出された大量の[[火山ガス]]と粉塵は、当時の地球において大規模な環境破壊をもたらしたと推測され、[[恐竜]]を滅ぼした[[K-T境界]]の[[大量絶滅]]の原因ともされる一方、50万年間に8度の[[地球温暖化]]をもたらしたとする研究もある。
 
== 成因 ==