「浴田由紀子」の版間の差分
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== 人物 ==
現在の[[長門市]]に生まれる。生家は地主だったが、[[農地改革]]で没落していた<ref>『でもわたしには戦が待っている』 ｐ468</ref>。[[山口県立大津高等学校|県立大津高校]]卒業後、[[北里大学]][[衛星#衛生学部|衛生学部]]に入学。<ref name="yuki01" />
学生運動にシンパシーを抱きつつも無縁だったが、[[1971年]]、高校の同級生の逮捕をきっかけにその救援活動に入り、[[伊達政保]]らと知り合う<ref name=date>[http://kiyoumohannich.web.fc2.com/ekita/rinrin30/idate.html チンペイ「陳平」（浴田由紀子さん）の昔話]</ref>。
[[1971年]]初夏に[[渋谷駅]]前で[[ハンガーストライキ|ハンスト]]中の[[平岡正明]]らの[[ラボ・パーティ|テック]]闘争に遭遇し、斎藤和と出会う。
同年秋、斎藤らと出かけた[[韓国]]への「学習旅行」が大きな契機となり、反日思想を醸成させていく<ref>『でもわたしには戦が待っている』ｐ１１８～１２０</ref>。
[[1973年]]、大学卒業、[[新宿]]の[[三越]][[診療所]]で[[臨床検査技師]]として勤務。同診療所を志望した理由は当時、同診療所が無医村の巡回検診を行っていたからだったが、入所年に財政問題から中止となる<ref>『でもわたしには戦が待っている』 p472</ref>。
[[1974年]]に斎藤と同棲。東アジア反日武装戦線の大地の牙に加入。[[1974年]][[10月14日]]の[[三井物産爆破事件]]で[[爆弾]]を設置するなど、大地の牙部隊が起こした[[連続企業爆破事件]]の犯行に関わったとされる。なお、浴田本人には爆弾製造に関する知識は無く、目覚し時計を元に時限装置を作り斎藤に渡したとされるが、それが犯行に使われたかどうかは不明である。▼
同年、平岡、伊達、[[朝倉喬司]]らと共に楊明雄・戦後補償闘争、ダニエル・ロペス戦後補償闘争、[[ミクロネシア]]独立闘争などに参画<ref name=date/>。ロペス戦後補償闘争に関しては、ロペスとの偽装婚約を行った<ref>『でもわたしには戦が待っている』 ｐ121～122</ref>。
[[1975年]][[5月19日]]朝8時ごろ、居住していた[[亀戸]]のツタバ・[[マンション]]で[[就寝]]中、踏み込んできた[[警察官]]に齋藤と共に[[逮捕]]される。齋藤は逮捕直後に[[青酸カリ]]をあおり同日死亡、浴田は翌日そのことを警察官から知らされた。ちなみに浴田は、逮捕されるまで内縁の夫である齋藤の下の名前（和）を知らなかったという。▼
▲[[1974年]]、母校の研究職に転じる<ref>『でもわたしには戦が待っている』 ｐ123</ref>。その少し後に斎藤と同棲。東アジア反日武装戦線の大地の牙に加入。[[1974年]][[10月14日]]の[[三井物産爆破事件]]で[[爆弾]]を設置するなど、大地の牙部隊が起こした[[連続企業爆破事件]]の犯行に関わったとされる。なお、浴田本人には爆弾製造に関する知識は無く、目覚し時計を元に時限装置を作り斎藤に渡したとされるが、それが犯行に使われたかどうかは不明である。
▲[[1975年]][[5月19日]]朝8時ごろ、居住していた[[亀戸]]のツタバ・[[マンション]]で[[就寝]]中、踏み込んできた[[警察官]]に齋藤と共に[[逮捕]]される。齋藤は逮捕直後に[[青酸カリ]]をあおり同日死亡、浴田は翌日そのことを警察官から知らされた。ちなみに浴田は、逮捕されるまで内縁の夫である齋藤の下の名前（和）の正しい読み方を知らなかったという<ref>『でもわたしには戦が待っている』 ｐ199</ref>。拘留中は[[獄中者組合]]に加入。他の東アジア反日武装戦線メンバーらと共に激しい獄中闘争を繰り広げた。
[[1977年]]の[[ダッカ日航機ハイジャック事件]]において、[[日本赤軍]]の要求に基づき[[超法規的措置]]で[[釈放]]される。その後[[逃亡]]し、日本赤軍に加入。[[国際指名手配]]される。
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