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一般的には現代では「[[朝鮮語|韓国語]]には訓読みは存在しない」と認識されている。しかし近代以前には[[郷札]]、[[吏読]]、[[口訣]]などの、日本でいえば万葉仮名のような表記法が存在し、これらの中で漢字の訓に該当する読みが駆使された。これを和訓(日本の訓読み)に対して'''韓訓'''という。ある漢字に対して、その意味に該当する「漢語が伝来する以前の朝鮮の固有語」を韓訓という場合もある。現在では言語学や語源論などで論じられる程度で、日常言語としては使われない。
 
ただし「串」のみ「釗」などには例外的に訓読みが存在する。「串」を 곶 と読む場合は「岬」を意味し、「釗」を 쇠 と読む場合は「鉄」を意味するが、「串」「釗」には本来そのような意味はないため、これを朝鮮における「国訓」に相当するものとみなすこともできる。
*串 - 訓 곶 {{IPA|[kot̚]}}, 音 관 {{IPA|[kwan]}}, 천 {{IPA|[tʃʰɔn]}}, 찬 {{IPA|[tʃʰan]}}
*釗 - 訓 쇠 {{IPA|[sø]}}, 音 소 {{IPA|[so]}}, 교 {{IPA|[kjo]}}
 
=== 欧米語 ===