「デーイアネイラ」の版間の差分

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少女期に河神[[アケローオス]]から求愛されるが、父オイネウスの意向で婿候補になった[[ヘーラクレース]]とアケローオスとが争いとなり、この抗争に勝利したヘーラクレースの下に嫁ぎ、三番目の妻となった。ヘーラクレースとの間に嫡子[[ヒュロス]]をもうけた。
 
家族で[[エウエーノス川]]を渡河するさい、渡し守をしていた[[ケンタウロス]]の[[ネッソス]]に襲われかけたが、ヘーラクレースの放った毒矢に救われた。臨終際のネッソスの甘言を信じてその[[血液]]([[精液]]とも)を[[媚薬]]として持ち帰った。
 
その後、ヘーラクレースが捕虜としてかねて求愛していた王女を囲っイオレーに横恋慕したと聞き<ref>世界神話事典・225頁</ref>、[[チュニック#チュニックの特徴|トゥニカ]](肌着)にネッソスの血を塗って[[リカース]]に持たせた。ネッソスは死の間際、デーイアネイラに、自分の血液は媚薬である嘘をついていた。デーイアネイラはろが、塗りこめの虚言に乗せられた<ref>世界神話事典・225頁</ref>。結果、ネッソス血の毒によってヘーラクレースは重態に陥り、その顛末を聞いたデーイアネイラは首をくくって自殺した。
 
こうした経緯からデーイアネイラは「ヘーラクレースの死の原因をなした人物」と評される<ref>世界神話事典・225頁</ref>。
==系図==
{{エンデュミオーンの系図}}
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== 脚注 ==
<div class="references-small"><references /></div>
 
== 参考文献 ==
*世界神話事典(角川選書 2004年) ISBN 4-04-703375-8
 
{{Commonscat|Deianira}}