「候補キー」の版間の差分

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'''候補キー'''(こうほキー)は、[[スーパーキー]]のうち、最小限('''既約'''(irreducible)の形のものをいう。
 
既約とは、ここでは、それを構成する属性(列)のどれか一つでも欠ければ一意性が確保できなくなること、つまり冗長な属性含まないことをいう。最小(minimal)ともいう。
 
要するに、組(行)の識別のために必要な、属性又はその集合が候補キーである。候補キーは、組(行)の「アドレス」だと考えることもできる。
 
候補キーという名は、それが[[主キー]]として選ばれる候補であるところから来ている。
 
一つの[[リレーション]](関係、表)には、リレーションというものの定義上、少なくとも一つ候補キーが存在する。一つのリレーションに候補キーが二つ以上存在することもある。
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NULLを含む候補キーというものを認めるかについては諸説あるが、一説には、[[主キー]]には認められないが候補キーには認められるという。ただ、NULLが不明を表すとすると、この立場は上記の定義とは矛盾する。一方で、候補キーに限らず、属性の値としてNULLを含むならば、定義上それはそもそもリレーションでないとする立場もある。
 
なお、[[SQL]]におけるCREATE UNIQUE INDEX文で指定される[[一意性制約]]は、厳密には候補キーとは別の概念であるから、一意性制約にNULLを許すことができるものがあることは、ここでの議論に必ずしも影響しない。
 
== 関連項目 ==
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**[[スーパーキー]]
**[[リレーションの正規化]]
**[[SQL]]
 
[[Category:データベース|こうほきい]]