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'''マラウィサウルス'''(''Malawisaurus'' "マラウイのトカゲの意味")は[[ティタノサウルス類]]に分類される[[竜脚類]]恐竜の属である。[[白亜紀]]前期[[アプチアン]]([[:en:aptian|en]])にアフリカ、特に[[マラウイ]]に生息していた。頭骨の化石が発見されいる数少ないティタノサウルス類である。
[[File:Malawisaurus-head.jpg|thumb|left|頭部復元図]]
マラウィサウルスは1993年[[:en:Louis L. Jacobs|Louis L. Jacobs]] らにより命名された属名であるが、[[タイプ種]]''M. dixeyi''は最初、1928年に[[シドニー・ホートン]]([[:en:Sidney H. Haughton|en]])により[[ギガントサウルス]]([[:en:Gigantosaurus|en]])([[ディプロドクス科]]に属す無効な名前で現在では[[トルニエリア]]([[:en:Tornieria|en]])として知られる)の種として記載されたものである。ホートンはギガントサウルスの種''G.robustus'' (後の[[ジャネンシア]]のタイプ種)と近縁であると考えていた。現在ではマラウィサウルスとジャネンシアはティタノサウルス類であると認識されている。
 
マラウィサウルスは竜脚類の中では比較的小さく、体長15 mほどである。<ref name="Paul2010" /> 他のティタノサウルス類のように皮膚の表面を覆う[[皮骨]]([[:en:Osteoderm|en]])があったと考えられるような小骨が見つかっている。尾の真ん中辺りから[[椎骨]]の[[椎体]]が伸長している<ref name="veneno-caudal-145" />。また椎骨には横方向の浅いくぼみのような穴がある。似たような浅いくぼみのような穴は[[サルタサウルス]]、[[アラモサウルス]]、[[アエロサウルス]]([[:en:Aeolosaurus|en]])、[[ゴンドワナティタン]]([[:en:Gondwanatitan|en]])でも知られている<ref name="veneno-caudal-147" />。[[ヴェネノサウルス]]にもくぼみのような穴があるが、この"くぼみ"は椎骨に深く入り込み、二室に分割され、脊柱へと伸びている。<ref name="veneno-caudal-147" />