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{{出典の明記|date=2014年4月2日 (水) 03:46 (UTC)}}
[[画像:Japanese_Standard_Kettle_20101105.jpg|right|thumb|200px|アルマイト処理の「[[やかん]]」]]
'''アルマイト'''(
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[[硫酸|希硫酸]]や[[シュウ酸]](蓚酸)などを処理浴に用いて、アルミニウムを陽極として[[電気分解]]することにより、アルミニウムの表面を電気化学的に酸化させ、[[酸化アルミニウム]]Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>(アルミナとも言う)の皮膜を生成させる。[[ホウ酸]]など、酸化アルミニウムの溶解力の低い酸を用いてバリヤー皮膜と言う数十nm~数百nmの薄い酸化層を形成する技法もあるが、蜂の巣状に溶解する孔(ポーラスという)を作って数μmから数十μmの多孔質皮膜を形成した後、沸騰水または酢酸ニッケルなどの高温水溶液、加圧水蒸気により水和する事でβアルミナ化し、孔壁を水和膨張させて孔を封じ(封孔処理という)、耐食性を向上させる技法が一般的に用いられている。封孔処理には、化学反応による不活性化、高分子などにより孔を埋める様な技法もある。
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特別な処理条件により得られた、硬く厚い皮膜は「硬質アルマイト」と呼ばれる(JIS H8603「アルミニウム及びアルミニウム合金の硬質陽極酸化皮膜」に規定されている)。
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酸化アルミニウムは非常に硬質であり耐久性に優れるが、強酸や強アルカリに対しては溶解したり腐食する場合があるので、注意が必要である。また、アルミニウムは[[イオン化傾向]]が高い金属であるため、安定な酸化物であるとしても、海水や醤油(食塩などの電解質)に曝される場合、または、鉄や銅などの金属に湿潤状態で接触すると腐食しやすいので、使用上の注意が必要である。
アルマイトを利用した家庭用製品には
==脚注==
== 外部リンク ==▼
<references />
* [http://www.alumite.co.jp/CAT/syusan.htm 蓚酸アルマイト(蓚酸法陽極酸化皮膜)](理研アルマイト工業株式会社){{Ja icon}}▼
* [http://www.alumite.co.jp/CAT/sulf.htm 硫酸アルマイト(硫酸法陽極酸化皮膜)](理研アルマイト工業株式会社){{Ja icon}}▼
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