「ボタ山」の版間の差分

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鉱山で採掘された鉱石のうち、資源として使えず廃棄する岩石などの部分を'''捨石'''、俗称で'''ズリ'''という。このズリは特定の場所に集められて捨てられるが、長年にわたり捨て続けているうちにズリは積み上げられてゆき、やがて山ができてくる。こうしてできた山を'''ズリ山'''という。
 
九州の炭坑では、このズリは'''ボタ'''と呼ばれ、ズリ山は'''ボタ山'''と呼ばれた。したがって、ボタ山という言葉は、ズリ山のうち九州の[[鉱]]において発生したものに対して用いる言葉である。
 
以下では、石炭の採掘によって発生したボタ山・ズリ山に限定して記述する。
 
== 日本のボタ山崩壊事故 ==
*[[1955年]] 佐世保炭鉱([[長崎県]])にてボタ山が崩壊。炭鉱住宅が埋没し死者68人の被害。
*[[1957年]] 長崎県地方を集中豪雨が襲い、北松浦郡[[江迎町]]の江迎炭砿でボタ山が崩壊。流出土砂が国鉄松浦線(現在の[[松浦鉄道西九州線]])潜竜駅(現在の[[潜竜ヶ滝駅]])及び周辺の商店街、国道を埋没させる騒ぎとなった。他の箇所でも負傷者2名が出ている。
 
== 法的な規制など ==