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対地ミサイルは地上の目標を攻撃するミサイルである。1人で扱う小型のものから巨大な[[大陸間弾道ミサイル|ICBM]]までさまざまな種類がある。
; [[弾道ミサイル]]
: [[大気圏]]上層や大気圏外を弾道飛行して目標へ到達するミサイル。射程で分類されるが明確な基準はない。ICBMだけは[[第二次戦略兵器制限交渉|SALT-II]]で射程5,500km以上の弾道ミサイルと規定されている。[[核弾頭]]を積んだ戦略ミサイルと通常弾頭を積んだ戦術ミサイルがある。
:; [[大陸間弾道ミサイル]] (ICBM<ref>{{lang-en-short|intercontinental ballistic missile}}</ref>)
:; [[中距離弾道ミサイル]] (IRBM<ref>{{lang-en-short|intermediate-range ballistic missile}}</ref>)
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: 艦船から発射される対地ミサイル。地対地ミサイル(surface-to-surface missile)の略語もSSMで混同を防ぐため、艦対地ミサイル(ship-to-surface missile)を特に区別してShSMと呼ぶこともある。
; [[対レーダーミサイル]] (ARM<ref>{{lang-en-short|anti-radiation missile}}</ref>)
: [[レーダー]]を攻撃するミサイル。誘導装置が通常の対地ミサイルとは異なるため、専用に開発・運用される。主な目標は地上配備のレーダーであるが、[[巡洋艦]]などに搭載されている艦載レーダーも攻撃することができる。航空機である[[早期警戒機]]のレーダー波を探知するミサイルは対空ミサイルに分類される。
; [[対戦車ミサイル]] (ATM<ref>{{lang-en-short|anti-tank missile}}</ref>)
: 対戦車ミサイルは、地上の[[戦車]]や装甲/非装甲車両を攻撃することを主目的とするミサイルである。[[歩兵]]、車両、[[ヘリコプター]]から運用される。運用上の制限から小型である事が多く、誘導能力が無い[[対戦車ロケット]]も平行して配備されている。
 
=== 巡航ミサイル ===
[[巡航ミサイル]] (CM<ref>{{lang-en-short|cruise missile}}</ref>)は発射プラットフォームにかかわらず大気圏内を目標まで水平に動力飛行するミサイルのうち、特に射程が長いミサイルである。長距離を飛翔するために[[固定翼機|固定翼航空機]]と同等に、主翼と[[ジェットエンジン]]を備えることが多く、長い[[航続距離]]を得る代わりに[[音速]]以下での[[揚力]]による飛行を行うものが多い。破壊対象は地上目標もしくは艦船であり、長距離の対地ミサイルや対艦ミサイルの別称といえる。航空機同様に撃墜を避けるために低空飛行を行うことが求められ、地表高度に沿いながら防空レーダー網を左右に避けながら複雑な飛行ルートを行うなどの、高度な誘導装置を備えることで知られている。[[核弾頭]]を積んだ戦略ミサイルと通常弾頭を積んだ戦術ミサイルがある。[[ステルス性|ステルス性能]]の向上と並んで[[超音速]]巡航能力が求められており、2008年現在はいくつかの超音速巡航ミサイルの配備が始まっているとされている。
 
=== 対艦ミサイル ===