「平行四辺形」の版間の差分

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参謀中佐 (会話 | 投稿記録)
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[[Image:Parallelogram.svg|250px|right|thumb|平行四辺形]]
'''平行四辺形'''(へいこうしへんけい、英: parallelogram)とは、2組の対辺がいずそれぞ[[平行]]である[[四角形]]のことである。
 
平行四辺形は、[[台形]]の一種である。また、特殊な平行四辺形に[[長方形]],[[菱形]]がある。
== 特徴 ==
少なくとも1組の対辺が[[平行]]である[[四角形]]は[[台形]]である。従って、平行四辺形は[[台形]]の一種であるといえる。
 
== 平行四辺形はほかにも次ような性質を持つ。 ==
平行四辺形は、次のような性質を持つ。
 
*対辺の長さが等しい(対辺は2組あるが、いずれもこの性質を満たす)。
*2組の対辺はそれぞれ等しい。
*対角の大きさが等しい(対角は2組あるが、いずれもこの性質を満たす)。
*2組の対角はそれぞれ等しい。
*[[対角線]]はそれぞれが他の対角線の[[中点]]で交わを通(対角線は2本あるが、いずれもこの性質を満たす)
 
平行四辺形は[[点対称]]な図形である。その対称の中心は2本の対角線の交点であり、図形の[[重心]]と一致する。に等かし一般には[[線対称]]な図形ではない。
 
平行四辺形の対角線によって、平行四辺形を互いに合同な2つの三角形に分けることができる。
 
平行四辺形の[[面積]]Sは 〔[[底辺]]〕×〔[[高さ]]〕 で求めることができる。これは平行四辺形を面積を変えずに[[長方形]]に変形させることで説明できる<ref>底辺はどの辺でも構わない。ある辺を底辺と決めたら、それと[[直角]]に交わる[[線分]]を底辺からその対辺まで引いたとき、その線分の長さが高さである。</ref>。
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三角形の面積を 〔底辺〕×〔高さ〕÷2 で表すことができるのは、それが平行四辺形の面積を2等分して求めた結果だからである。
 
平行四辺形は[[点対称]]な図形である。その対称の中心は2本の対角線の交点であり、図形の[[重心]]と一致する。しかし一般には[[線対称]]な図形ではない。
 
平行四辺形も台形と同様に[[平面充填|平面を敷き詰める]]ことができる。
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:<math>AB^2+BC^2=2\left(AE^2+BE^2\right)</math>
 
== 平行四辺形になるため成立条件 ==
 
四角形が次のいずれか1つの条件に当てはまるとき、平行四辺形になである。つまりすなわち、これらの条件は全て、平行四辺形の定義と[[同値]]である。
 
*2組の対辺がそれぞれ平行([[定義]])
*2組の対辺がそれぞれ等しい
*2組の対角がそれぞれ等しい
*2本の対角線がそれぞれともに、互いの中点で交わる
*1組の対辺が平行でありかつその長さが等しい
 
== 脚注 ==