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'''市原 豊太'''（市原 豐太、いちはら とよた、[[1902年]][[6月22日]] - [[1990年]][[8月14日]]）は、日本のフランス文学者、随筆家。東京生まれ。
== 略歴 ==
[[1915年]]に[[東京高等師範学校]]附属小学校（現・[[筑波大学附属小学校]]）、[[1920年]]に東京高等師範学校附属中学校（現・[[筑波大学附属中学校・高等学校]]）を卒業。附属中学の同級生には、[[下村三郎]]（元[[最高裁判所裁判官|最高裁判所判事]]）、[[菊池正士]]（ドイツ文学者）、[[坪井忠二]]（東京大学名誉教授）、[[中島健蔵]]（フランス文学者）などがいた。
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教養主義的・旧制高校的な随筆を多く書いたが、晩年は東洋的な価値観に軸を置いた著作が多い。
追悼文集に市原豐太先生追悼文集刊行会編『市原豐太先生を偲んで』（非売品 芸立出版、1993年）がある。
== 著書 ==
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*『高嶺の雪 或る愛慾の記』[[朝日新聞社]] 1955
*『愛と知性のある生き方』[[池田書店]] 1956
*『内的風景派
*『日本の禅語録15 無難・[[道鏡慧端|正受]]』[[講談社]] 1979
*『言霊の幸ふ国』 神社新報ブックス：[[神社新報]]社
*『西欧羈旅覚書』指月社 1989、限定本（245部）
== 翻訳 ==
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* 人間の終末 モオリス・ドリュオン 梅原成四共訳 創元社 1951、[[新潮文庫]] 1953
* ジェローム・コワニヤールの意見 [[アナトール・フランス|アナトオル・フランス]]長篇小説全集 白水社 1951
* [[ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ|ラ・フォンテーヌ]]寓話 [[白水社]]
* [[失われた時を求めて]] ソドムとゴモラ [[井上究一郎]]・[[中村真一郎]]共訳 [[マルセル・プルースト]] [[新潮社]] 1953 新版1974、のち新潮文庫
* フランス大革命 [[アルベール・マティエ|マチエ]] [[ねづまさし]]共訳 岩波文庫全3巻
* バビロンの王女・アマベッドの手紙 [[ヴォルテール|ヴオルテール]] 中川信共訳 岩波文庫 1958、復刊1990
* ベアトリックス・捨てられた女 [[オノレ・ド・バルザック|バルザック]]全集 [[東京創元社]] 1960、のち新版
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