「思想の科学」の版間の差分

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[[思想の科学研究会]]は11時間徹夜で協議した結果、次のような「確認事項」を中央公論社に提出した。
 
「その処置は出版の刊行から見て遺憾な点があった。これまで思想の科学の発行を続けてくれた同社の行為好意に感謝する。」(「思想の科学」会報 第32号 1962年2月7日)
 
という最小限の義理人情を守った上で筋を通し、それまでの長い友情、協力関係に感謝の意を表した。しかし、研究会会員のひとりである[[藤田省三]]はこの対応に対し「私信と社会的ビジネスを混同しているのではないか、問題は天皇制批判の自由という市民的自由の根幹を崩落させたことの社会的責任をはっきりさせることではないか。」([[日本読者新聞]]1962年2月19日付)と批判。これを受け会員40人が参加し、臨時総会を開き、藤田と議論を交わした。その後、新たに中央公論社に声明を出した。