「ガンスミスキャッツ」の版間の差分

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Shy-rook (会話 | 投稿記録)
Shy-rook (会話 | 投稿記録)
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:物語開始当初は21歳と年齢を詐称していた(実年齢は19)他、フルオートモデル <ref>州によっては要ライセンス、多くの州では単純所持でも違法</ref>の[[サブマシンガン]]や爆弾等を所持していたり、本人の意図とは関係なく、裏取引の結果転がり込んできた[[マフィア]]の資金を着服したり、非合法ギリギリの事柄にも幾つか関わっている。
 
:愛銃は本人曰く「旧モデルで進化の頂点に行き着いた」と評する[[Cz75]]1stモデル<ref>最初の物は幼少時に父親に贈られた物だったが、ボニーに破壊されたために再度入手している。作中でも言っている通りレアな銃だったため、ロイの伝手で警察の押収品から手に入れた。</ref>。他に右袖<ref>映画「タクシー・ドライバー」を参考にしたものと思われる。全く同じような仕掛けが登場する</ref>、内腿、ブーツ内等に22口径のバックアップを装備していることが多い。チェコ製の銃が好み。武器を向けてくる相手には容赦なく銃弾を打ち込むが、銃(武器)を携帯していない相手には可能な限り引金を引かない。また相手を打ち倒す時も、「'''親指飛ばし'''(銃を保持した手の親指を撃ち抜く)」や「銃の機関部分を破壊する」といった直接致命傷にならない部分を狙い撃つため、作中では咄嗟の場合や追い詰められた時以外、相手を殺すことは滅多にない。
 
:枕の下に拳銃を仕込んで寝る習慣があり、これがないと寝つけないという癖がある。寝ている彼女の枕の下に手を入れようものなら間髪いれずに撃たれることになる。事実爆弾を仕込もうとした侵入者が持っていたコルト1911のハンマーを折り、爆弾を投げ捨てるが本人は全く覚えていない。
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; ミニー・メイ
:本名:'''メイ・ホプキンズ'''。ラリーの相棒。[[爆弾]]の専門家。薬品の匂いで爆発物を感知できるほど火薬の扱いに長けている。行方不明になった恋人・ケンが自分を見付けられるようにと、漢方の秘薬と鍼でケンと出会った頃(13歳。実年齢は物語開始当初で17歳)のまま成長を止めて、幼い容姿を保っている。ケンと離れ離れになった後、ラリーと出会うまでは[[チャイナタウン]]の「紫猫館」と言う[[娼館]]で働いており、その容姿とは裏腹にかなりのベッドテクニックの持ち主で娼館時代に培った人脈もかなりの物。再会したケンとは後に結婚し、未熟児ながらも男の子出産し
 
:爆薬の扱いに関してはケンから学び、爆弾の解体などでは腱鞘炎を患っているケンの片腕になることもある他、幼い容姿を活かして子どもに変装する事も多い
 
:普段から着用しているベストジャケットの内側には多種にわたる爆発物を縫い付けてあり、またパンプスの踵部分などにも信管と爆薬を隠し持っている。爆弾に名前をつけたり、食事に使う各種調味料の容器を[[手榴弾]]型のものにしたりと爆発物の愛好家の域に達しており、初期の頃のラリーには「爆弾魔(ボム・フリークス)」と呼ばれたことまであった。本人は「ボム・スペシャリストと呼んでよね」とさして気にしてもない様子。
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=== その他 ===
; ベッキー・ファーラ
: ラリー御用達の情報屋。かなりの情報網を持っているが、金にはうるさい。表の顔はフリー・ジャーナリストでイリノイ近辺の情報屋では一番の若手。愛車は[[BMW・2002|BMW 2002]]だったがメンテナンスに金が掛かり過ぎたことからミスティに売りつけて、[[BMW・3シリーズ|BMW 318tiコンパクト]]に乗り換えた。
: 先述の通り金に意地汚い面もあるが、ゴールディとの抗争の際には銃撃戦の中へ飛び出してラリーに銃を届けるなど仲間思いの面も見せる。ラリーは彼女に相当の「情報料のツケ」があるらしく、護身用の銃のカスタム費用をツケから天引きするなどよくそのことでラリーを泣かせる。また情報屋としてはそれなりに経験を積んでいるらしく、犯罪組織に捕まってもパニックを起こさない、ビーン相手に顔を合わせた交渉でも一歩も引かない等、肝は据わっている。(ただしビーンとのやり取りの後、「マジで怖かった…けっこうチビったかも」と泣きそうになっていた)護身用に[[S&W M36]]チーフススペシャルを所持していたが、「バースト」収録のミニシアター#2にて[[FN ブローニング・ハイパワー]]・カスタム(ラリースペシャル)に替えた。ちなみに、支払いは前述の通り情報料のツケで踏み倒した。
; ミスティ・ブラウン
: 元[[空き巣]]少女。ラリーとの出会いは、彼女自身が仮保釈中に逃げ出し、保護依頼のターゲットとしてラリーに追跡されたことから。服役後ラリーの仲間に加わる。ピッキング(カギ開け)の名人で、ナイフもそれなりに使う。ラリーの相棒を志望するが、ラリーはショップとガンスミスの手伝いを希望している。[[レズビアン]]でラリーに気がある。とある事件ではビーンに体を張って助けられたことで、ビーンにも少し興味がある様子。
: 「バースト」ではベッキーから買い受けたBMWの維持費に泣かされている。ゴールディのドラッグ込みの「説得」を受けて彼女の元で暮らすようになる。
: キャッツのメンバーの中では最年少だが、作品を通して、やたらと脱がされたり縛られたり[[ボンテージ]]にされたりとお色気シーンが多い。
; ビーン・バンデット
: 本名不明。身長2メートルを超える大男。ロードバスターの名で知られる名うての運び屋。最低でも4万ドルと言う破格の金さえ払えば、どんなものでも確実に目的地に送り届ける。その一方で仁義は通すことで知られ、敵は思いの外少ない。特注のオリジナルマシン「バフ」の他に[[1969年]]型[[シボレー・コルベット]]等数台を所有し、使い分けている。ラリーとは幾度となく関わる因縁の持ち主。当初はラリーと対立する立場が多かったが、ラリーとの賭け勝負に敗れて以来、約束を守って麻薬を運ぶ仕事は断るようになる。以降、互いに協力する機会が増えている(彼に言わせると仕事がバッティングしているだけ)。本作におけるジョーカー的存在で、契約違反や組織相手のケンカでは巨体にチェーンメイルとケブラー入りの防弾レザージャケット<ref>本人の頑丈さもあるが、ライフル弾も内臓に達する手前で止まる強度で、重量は少なくともメイの体重より重く、ジャケットを足に落としたミスティは骨折した。革ジャン以外のジャケットでもケブラー16枚重ね仕様で拳銃弾では同じ箇所に当たらなければ貫通はしない。</ref>をまとい、撃たれても刺されてもお構いなしに暴れ回る。その姿には作中の裏稼業業界にもファンが多い。武器はナイフを使用し、銃器類は使いたがらない<ref>投げたナイフが相手を貫いて壁や床に突き刺さるなど、「下手な銃より強力」であるうえ、ビーンとしては「銃よりは手加減が利く」。</ref>。とある話で彼の部屋にラリーとミスティが潜入した際、部屋のクローゼットや机の引き出しにはシースナイフ・フォールディングナイフは当然のこと、マチェットや日本刀まで所持していることが描かれていた。意外とフェミニストで、メイやミスティを身を挺して庇ったり、自殺を図ったゴールディのペットの少女達のために大量の輸血をしたこともある。意に反する取引には応じないが、車のレースで勝負を申し込まれると乗ってしまう。
: 男女の仲としてではなく「相棒」としてラリーを誘ったことがあるが断られた。
; ケン・ターキィ
: 本名:'''ケン・タキザワ'''。日系人。35歳。メイの恋人。爆発物のプロでメイに爆弾の知識を教えた師匠でもある。出会った当初はメイを男の子だと思っていた。ケンが[[ロリコン]]趣味であることを知ったメイに誘惑され、手を出してしまう。登場時はグレイの組織の一員だった。[[腱鞘炎]]を患い、爆弾の作成に限界を感じて組織から抜けようとした際にラリー達と関わる。その後一度はメイと離れ離れになっていたが、組織からの追求をかわし、現在はラリー達の協力者となっている。メイとは結婚するに至り、新婚旅行は故郷の日本<ref>生まれは大阪らしく、日本語は訛っている可能性が高い。</ref>。ビーンにはそのまま「ロリコン野郎」と呼ばれているが事実なので反論できないらしい。また、メイ曰く、[[おたく|アニメオタク]]でもあり、新婚旅行のお土産はメイのコスプレ衣装とプラモデルだった。
; ロイ・コールマン
: シカゴ市警の警部。42歳。ラリーと仲が良く、互いに協力し合っている。正義感が強く、まさに「警察官」といった感じの人物。ラリーの良き友人ではあるが、その立場ゆえにラリーの非合法な方面での相談はしてもらえず苛ついた様子を見せることもある。ゴールディによって[[洗脳]]されたラリーに撃たれたことがあるが、それでも友情は続いている。妻の妹は他州の刑事で、ラリーを事情聴取したことがある。
: 長年[[回転式拳銃]]の[[コルト・ローマン]]MK-Ⅲの4インチを愛用していたが<ref>若い頃(と「旧キャッツ」第一巻において)はガバメントを使っていたが、グリップの形状から真っ直ぐに握り込めなくて命中率が悪く、リボルバーの方が相性がよかった。当時はリボルバー、オートマチック共に装弾数に大した違いが無かったため、そのまま使い続けていたとされた。</ref>、オートマチックの一般化によって田舎のチンピラでも多弾倉のグロックを所持する様になり、署長から「相棒の安全の為にも多弾倉の[[自動式拳銃|オート]]を持て」と命令されて、ラリーの店を訪れ、お薦めで[[拳銃|オートマチック(自動式拳銃)]]の[[コルト・ガバメント|STIエッジ]]に変更する。
; ジェフ
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; ボニー
: 第一話に登場した悪女。悪徳弁護士と組んでコカインの運び屋・ダッヂを謀殺して彼の隠し持っていたコカインを横取りしようとしたが、ラリーとかち合い、ラリーの銃撃と合流したメイの手榴弾で左手親指と両脚を失う。
: 警察病院に収容されたが、第三話で兄のクライドの手引きで脱走。義肢に隠し銃や対人地雷、ワイヤー・ソーを仕込みラリーたちに対しての復讐を企てる。爆弾テロ紛いの攻撃から始まって麻薬の不正取引(法律云々以前に取引相手を殺して金を奪った)の情報を聞きつけて居合わせたベッキーを人質にラリーを誘き出して殺そうと企てたが返り討ちとなった。
: ちなみに彼女が逃走手段として雇った運び屋がビーンであり、この事件がラリーとの初顔合わせとなった。
; グレイ
: 「ガンスミスキャッツ」前半の宿敵。ギャングの幹部。ケンに絡むトラブルでラリー達と対立してラリーに左手を吹き飛ばされ、以後ラリーに復讐心を燃やす。残忍かつ好戦的な性格で、腕を吹き飛ばされてからは義手に車のサスペンションスプリングを利用した射出式の巨大ブレードを取り付けていた。屈強な肉体を持ち、ビーン程ではないが[[9mmパラベラム弾|9mm]]や22口径を打ち込まれても全く怯まず、返って攻撃的になる程打たれ強い。ビーンもろともラリー達を抹殺しようとするが、最終的にラリーに打ち倒された。
; ミズ・ゴールディ
: 本名:'''ゴールディ・ムッソー'''。「ガンスミスキャッツ」後半の宿敵。高身長且つグラマラスな肢体に美貌を備える、イタリアン[[マフィア]]の女幹部。「鉄のゴールディ」の二つ名を持つ。祖父がマフィアの頭首だったため、18歳のとき内部抗争により一夜にして両親と兄を失う。祖父も跡目を継いだ後に謀殺され、以後大学時代に培った精神医学の知識を応用した「ケロシン」等のオリジナルレシピによる薬物を使った[[マインドコントロール]]や[[洗脳]]を得意とし、マフィア内部での勢力を拡大する。その洗脳技術の威力は絶大で、一時はラリーですらコントロールされたことがある。ラリーの技量とその強い信念には注目しており、薬物抜きで完全に支配下に置こうと執拗に付け狙う。薬物と催眠暗示で洗脳した少女たちを常に侍らせており、おそらく[[レズビアン]]だと思われる。近接格闘に長け、その長い足から繰り出される蹴りは驚異的な威力を誇る。[[ブラックジャック (武器)|ブラックジャック]]なども扱う。祖父の死から来る独特の美学を持っており、それに背くことは善しとしない。ラリーとの戦いで死亡したと思われていたが、『ガンスミスキャッツ』最終巻ではラリーなどの記憶を失った状態で姿を見せる。『ガンスミスキャッツ・バースト』にも再登場。過去の記憶と共にドラッグに関する重要情報も失っていた為、組織の存続が危ぶまれていたが事件でたまたま鉢合わせしたことからデニスの提案でラリーとの過去の対決シーンを再現し、記憶を取り戻す。ラリーに関しては殺し合いになった部分までしか思い出していない風を装っていたが、実際には手に入れようと執着した記憶と思いも思い出していた。
: 薬物を利用した人心掌握術はケロシンやパワーボールを使った「洗脳」から、専用の物を使う「説得」に進化しており、一度説得された相手を翻意させることは非常に難しくなっている。また、マフィアとしては過度な勢力拡大や活動をを行わない「地元型」と評価されており、彼女の組織が主導権を握ると組織同士のイザコザは下部のチンピラ同士でも減少していた。
; デニス
: ゴールディの腹心の部下。糸目の白人。元々はゴールディの祖父の部下だったが、彼が謀殺された際、その事実をゴールディに伝えるとともに、彼女に忠誠を誓うようになる。ゴールディがラリーとの戦いで記憶を失い、組織が弱体化したときも献身的とも言える忠義の厚さで補佐し続ける。その甲斐あってか、作中では部下に対して一切の信頼を持たない彼女に初めて労いの言葉をかけられた上、「お前の為ならあのハンターに対する憎しみも忘れよう」とまでの信頼を得た。
; ハオ婆さん
: メイの娼館時代に世話になった漢方師で進んで犯罪に手を出す訳ではないが、非合法の仕事にも関わるチャイナタウンの大物。ドラッグとその利用法に関してはイリノイでも屈指の腕を持っており、ラリーがゴールディの洗脳を受けた事件や後のドラッグ絡みの事件ではメイの伝手で知恵を借りた。
: メイがローティーンからほとんど成長していないのは彼女の一門に伝わる秘伝を使ったため。
; ミスターV
: 生き別れになっていたラリーの父親で「'''ラリー・ビンセント'''」本人。作家で銃のメダリストであり、後に銃砲店を開店するが留守中に押し入った強盗に妻を殺された。ラリーに銃の手解きをした師匠であり、その実力はラリーを凌ぐ。妻を殺した強盗団を追って裏世界に身を投じ、組織ごと独りで壊滅させた(ラリーが賞金稼ぎになった理由のひとつは父の消息に関する情報を得るためだった)。目的を達成した直後ゴールディに洗脳され、部下となってラリーの前に姿を現す。洗脳の「鍵」になっていたことが事実ではないと知って正気に戻り、ラリーを助けた後、警察の追跡から身を隠す。ラリーに電話で連絡を入れている場面から、無事に逃げ切っているようである。
; パーシー・バカラック
: 『ガンスミスキャッツ・バースト』より登場する警部。カーチェイスにおいて多数のパトカーを潰して自身のプライドを深く傷つけたビーンを追って、デトロイト市警からシカゴ市警に転属してきた。警察官である自分は「正義の味方」なので悪人を倒すためなら何をしても良い、という偏った信念に基づき、非合法な手段<ref>犯罪者とは言え家族を人質にとって脅したり、上司の醜聞(愛人と私生児がいる、など)も押さえている。傭兵を雇った際にはサイト調整済のロケットランチャーを手配した。</ref>まで駆使してビーンを抹殺しようとする。しかし姑息な手段はとらないと言う彼なりの正義感を持っている。愛車はラリーが[[ACコブラ|シェルビー・コブラ]]の代わりとして買おうとしていた[[1972年]]型[[フォード・マスタング|マスタング]]マッハ1。ディック・ライアンという名の部下を持つ。
; ディック・ライアン<ref>『ガンスミスキャッツ・バースト』最終話のエピローグではディック・『シィマン』と表記された。</ref>
: パーシーがデトロイト時代に相棒の刑事を死なせてしまった結果押し付けられた新米刑事だったが、ド素人ゆえにパーシーの指示通りに動くよう仕込まれた危険人物。
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* ジョージ - [[筈見純]]
* 署長 - [[屋良有作]]
* ディック(ーシーの部下) - [[飛田展男]]
* 犯人・モーリス - [[小林通孝]]
* ガードマンA - [[塩屋浩三]]