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{{出典の明記}}。不明瞭・不適切な記述もある。例:Johnがdieの「意味上の目的語」とはどういう意味か不明瞭。受動態の節、「死ぬ」はアスペクト解釈からは非対格動詞(三原健一 1998:19
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{{出典の明記|date=2014年7月31日 (木) 19:35 (UTC)}}
 
'''自動詞'''(じどうし、{{lang-en-short|intransitive verb}})とは、[[目的語]]を取らない[[動詞]]のことである<ref>例えば、Huddleston, Rodney and Geoffrey K. Pullum (2002) ''The Cambridge Grammar of the English Language.'' Cmabridge: Cambridge University Press の p.216 や、藤田耕司・松本マスミ (2005) 『語彙範疇(I) 動詞』 東京:研究社 の p.68「伝統文法的な見方では、動詞は目的語をとるか否かにより他動詞と自動詞に大別される」。</ref><ref>対格をどの構成素にも付与しない動詞という定義もある。例えば、Radford, Andrew (2009) ''Analysing English Sentences: A Minimalist Approach.'' Cambridge: Cambridge University Press の p.483。</ref>。
'''自動詞'''(じどうし、{{lang-en-short|intransitive verb}})は、[[目的語]]を取らない[[動詞]]をいう。
<!--次の定義は出典がないのでとりあえずコメントアウトした: [[言語学]]的には、動詞のうち、[[項 (言語学)|項]]が一つであるものをいう。例外的な動詞(後記)を除き、動詞の項としては[[主語]]が必須である(明示されない言語も多いが実際には存在すると考えられる)から、これは冒頭に書いた定義に等しい。-->
 
[[言語学]]的には、動詞のうち、[[項 (言語学)|項]]が一つであるものをいう。例外的な動詞(後記)を除き、動詞の項としては[[主語]]が必須である(明示されない言語も多いが実際には存在すると考えられる)から、これは冒頭に書いた定義に等しい。
 
==下位分類==
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[[三上章]]の文法理論における能動詞・所動詞はそれぞれ非能格動詞・非対格動詞にほぼ相当する。
 
また、[[動詞]]の中には[[主語]]も[[目的語]]も必要としないものがあるが、{{要出典|範囲=言語によってはそれらの主語の位置に[[虚辞]](きょじ)があらわれる{{要出典|範囲=ため、自動詞に数えられる|date=2014年7月}}。この場合についても図式的に示すと次のようになる:
 
[[虚辞]]があらわれた0項[[動詞]]
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しかしこのような受身形にできるのは非能格動詞に限られ、非対格動詞はできない(同じ自然現象でも「*地震に起こられた」とは言えない)。同様の違いは恩恵表現(「てもらう」「てくれる」)や[[使役]]に関しても現れる。
<!-- なお、「死ぬ」は、影山 (1996)<ref>影山太郎 (1996) 『動詞意味論』東京:くろしお出版 の pp.31-2。</ref> は「親に死なれた」とできることなどから非能格動詞であるとしているが、三原・平岩 (2006)<ref>三原健一・平岩健 (2006)『新日本語の統語構造 ミニマリストプログラムとその応用』 東京:松柏社 の p.36。</ref>は非対格動詞に分類している。-->
 
== 脚注 ==
<references />
 
== 参考文献 ==
なお「死ぬ」は「親に死なれた」とできるから、非能格動詞であり、英語のdieとは異なる。
* Levin, Beth and Malka Rappaport Hovav (1995) ''Unaccusativity: At the Syntax-Lexical Semantics Interface.'' Cambridge, MA: MIT Press.
* 影山太郎 (1996) 『動詞意味論』東京:くろしお出版。
* 影山太郎(編)(2001)『日英対照 動詞の意味と構文』東京:大修館書店。
 
== 関連項目 ==