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王仁煦の『刊謬補欠切韻』の改訂版だが、変更点が大きい。成書年代は不明。清朝の宮廷に蔵していた本があるが、上声の一部を欠く。
 
===孫愐唐韻===
{{main|唐韻}}
[[天宝 (唐)|天宝]]10年(751年)に孫愐(そんめん)が大改訂したもの。序によると5年を費やして42,383字を追加した。敦煌の残巻と蒋斧旧蔵残巻が残る。
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===広韻===
{{main|広韻}}
[[陳彭年]]によって[[北宋]]の[[大中祥符]]元年(1008年)に刊行され、正式名称を『大宋重修広韻』と言う。韻は216韻に増えているが、『切韻』でひとつの韻をふたつに分けただけで、音韻体系自身にはあまり変わりがないため、『切韻』の代用として『広韻』を使って中古音を復元しても、結果はおおむね変わらない。
『広韻』は[[清]]代に[[顧炎武]]が再発見してから有名になり、校訂や索引などが完備しているため、完本『王韻』が発見されてからも切韻系韻書の代表として使われている。