「項 (言語学)」の版間の差分

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例の「会う」は、「二人が会った」のように自動詞用法も普通なので、紛れのないように「磨く」に変えてみた・外項内項の節を推敲
非対格仮説の説明を推敲
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外項と内項の区別は、自動詞の分析や文の表面的な[[主語]]・[[目的語]]と項の[[意味役割]]の階層が一致しない現象の分析などに有用である。例えば自動詞は、その主語が一般的な他動詞の主語に似た振る舞いを示す[[非能格動詞]]と、その主語が一般的な他動詞の目的語に似た振る舞いを示す[[非対格動詞]]に分けられるが、[[非対格仮説]]によると、非能格動詞の主語は外項、非対格動詞の主語は内項である([[非対格仮説]])と考えれば振る舞いの違いを説明できる<ref>例えば、三原健一 (1998) の pp.2-3。</ref>。
 
:(2) 太郎が<sub>[(外項])</sub> 走った。(非能格動詞)
:(3) 時計が<sub>[(内項])</sub> 壊れた。(非対格動詞)
 
== 脚注==