「ハナショウブ」の版間の差分

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近年の考察では、おそらく[[東北地方]]でノハナショウブの色変わり種が選抜され、[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]か[[江戸時代]]はじめまでに栽培品種化したものとされている。これが[[江戸]]に持ち込まれ、後の三系統につながった。長井古種は、江戸に持ち込まれる以前の原形を留めたものと考えられている。
 
アヤメ類の総称として、ハナショウブを'''アヤメ'''と呼称する習慣が多く見られる(施設名、創作物などで)。一方でショウブと呼称して、ハナショウブを指すこともあるが、[[菖蒲湯]]等に使われる[[ショウブ]]は、[[ショウブ科]](古くは[[サトイモ科]])に分類される別種の植物である。「いずれがアヤメかカキツバタ」という[[慣用句]]がある。どれも素晴らしく優劣は付け難いという意味であるが、見分けがつきがたいという意味にも用いられる。見分け方はアヤメの項の[[アヤメ#見分け方|見分け方]]を参照のこと
 
== 見分け方 ==
[[ファイル:Horikiri Shobuen 20100613.jpg|right|thumb|堀切菖蒲園]]
[[堀切菖蒲園]]には、ハナショウブ・[[カキツバタ]]・[[アヤメ]]・稲妻の見分け方として、次の記述の掲示がある([[2005年]]6月現在)。
 
{| class="wikitable"
! 種別 !! 花の色 !! 葉 !! 花の特徴 !! 適地 !! 開花期
|-
| アヤメ || 紫、まれに白 || 主脈不明瞭 || 網目模様<br />外側の花びらに黄色い模様がある || 乾いた所に育つ || 5月上旬から中旬
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| カキツバタ || 青紫のほか紫、白、紋など || 主脈細小 || 網目なし || 水中や湿った所に育つ || 5月中旬から下旬
|-
| ハナショウブ || 紅紫、紫、絞、覆輪など || 主脈太い || 網目なし<br />花の色はいろいろある || 湿ったところに育つ || 6月上旬から下旬
|}
 
外花被片の模様での見分け方
{| class="wikitable"
! 種別 !! 花の特徴
|-
| アヤメ || 外花被片に網目模様がある
|-
| カキツバタ || 外花被片に網目模様なし<br />外花被片に白い斑紋がある
|-
| ハナショウブ || 外花被片に網目模様なし<br />外花被片に黄色い斑紋がある
|}
 
なお、「いずれがアヤメかカキツバタ」という[[慣用句]]がある。どれも素晴らしく優劣は付け難いという意味であるが、見分けがつきがたいという意味にも用いられる。
 
== 伝統品種群の系統 ==