「原子論」の版間の差分

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<!--たまたま現在発見されている最小の単位、というだけで、それが本当に分割不可能かどうか確かめもせず、さしたる根拠も無いままに無責任にそれを「素粒子」と呼ぶ科学者なども多く、そういった言説が子供向けの本や入門書などだけでなく中級以上の文献ですら、まことしやかに流布されている。だが、古くはデカルトやカントによって指摘されているように、そもそも世界に"分割不可能な粒子"などというものが存在するのかどうか明らかになったことは一度たりとも無い<ref>[[アンチノミー]]</ref>。(分割不可能かどうかの検証には、極めて多大な努力が払われ、その上でなお多くの科学者は「あくまで今のところ分割不可能」という立場を取っているのでは?)-->
 
subatomic particlesには、いくつかのタイプがあるとされ、陽子や中性子は[[ハドロン]]としてひとくくりにされている。今のところ(2009年現在)、[[レプトン (素粒子)|レプトン]]とクォークが、発見されている中では最小の構成要素であるともされている。また、現代においても、[[場]]についての理論や仮説を説明するのに、相手が一般人の場合に「場」という用語を避けて、科学としてはあまり適切ではないと知りつつも「粒子」という用語を使う例もある<ref>例:[[ヒッグス粒子]]</ref>。だが、いずれにせよもはや世界の自然科学者は、科学的に正式な言明としては、「これが最小単位だ」などと根拠も無しに断言するようなことは行わない。[[レプトン]]や[[クォーク]]も、さらに内部構造が発見される可能性がある、と考えている。[[坂田昌一]]は物質の下部構造は無限に続くとする、無限階層論を提唱した
 
また、[[超ひも理論]]においてはすでに、全てのsubatomic particlesは有限な大きさを持つ「ひもの振動状態」であるとされている。もっとも、物質超ひも理論を支持する立場いても、このひもが物質の最小単位説明するとの主張はされおらず、例えば「ひもの組成は何か。ひもの内部構造はあるのか?」という疑問は残っ議論を立、と考え、事は可能である。一般に現代の物理学者は、いかなる立場であれ、正式の論文で「最小単位だと検証された」などとは断言したりしていない。<!--{{要出典|date=2012年10月}}しかし超ひも理論によって物理現象を万能に説明できる事になれば、さらにその下部構造は物理学の議論対象にはならず、哲学上の問題になる。もちろんそういう結論が出た訳ではなく、ひもの構造が今後の物理学の議論対象となる可能性も残っている。-->
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なお、素粒子(基本粒子)には大きさを持たない{{要出典}}とする者もおり、そのような意味では物質の基本単位は粒ではなく点であるということになる。
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== 文献 ==