「大和言葉」の版間の差分
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{{出典の明記|date=2014年9月1日 (月) 07:05 (UTC)}}
'''大和言葉'''(やまとことば)とは、古くは[[和歌]]や'''雅語'''、[[女房言葉]]のことを[[意味]]したが、現在ではもっぱら[[日本語]]の[[語種]](単語の出自)の一つであり[[漢語]]や[[外来語]]に対する[[日本]]の[[固有語]]を指す。
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== 大和言葉と漢字 ==
大和言葉は隣国の中国から漢字を借り入れたことによって微妙な意味の差を漢字で表現できるようになった。例えば、「なく」を漢字で書くと、「泣く」、「啼く」、「鳴く」のどれかを使うことによって微妙な意味の差を表現できる<ref>{{Cite book|和書|author=山口仲美|authorlink=山口仲美|title=日本語の歴史|origdate=2006-05-19|accessdate=|edition=初版|publisher=[[岩波書店]]|series=[[岩波新書]]
|isbn=4004310180|pages=p. 211}}</ref>
[[民俗学者]]の[[柳田國男]]は、大和言葉にどのような漢字を書くのか尋ねることを「'''どんな字病'''」と名付け、警告した
[[日本文学研究者|国文学者]]の[[中西進]]は、漢字依存が大和言葉のもつ本来の意味を失わせてしまい、例えば、「かく」に「書く」、「描く」などと漢字を変えて区別するようになったことにより、[[縄文式土器]]を製作する際、柔らかい粘土を先の尖った物で引っ掻いて模様を描くことからわかるように、掻いて表面の土や石を欠くという「かく」の本来の意味がわかりにくくなったと指摘している
== (参考)同義の外来語 ==
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== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
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|publisher=[[小学館]]
|isbn=9784093874526
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}}
*木村晟編 『江戸期女性語辞典』 港の人、2006年
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