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'''サブプライム住宅ローン危機'''(サブプライムじゅうたくローンきき、{{lang-en-short|'''Subprime mortgage crisis'''}})は、[[アメリカ合衆国]]にて2007-年末から2009年を中心に起きその後の経済にも大きな影響を与えている[[不動産]]危機及び[[金融危機]]。住宅ローンの弁済金滞納とこれによる抵当物件差し押さえが劇的に増加したことが引き金となったもので、世界中の銀行および金融市場が深刻な悪影響を受けている。
 
近年米国の[[サブプライムローン|サブプライム]]層に貸し出された住宅ローンのうち凡そ 80%が変動金利型 ([[:en:Adjustable-rate mortgage]]) だった<ref name="DODD">{{citation|first=Chris|last=Dodd| year = 2007 | url=http://dodd.senate.gov/?q=node/3731 |title=Senator Dodd: Create, Sustain, Preserve, and Protect the American Dream of Home Ownership |publisher=dodd.senate.gov |date=2007-02-07 | accessdate=2009-02-18}}</ref>。米国の住宅価格が 2006年中盤にピークを迎えた後に急速に値崩れを始めた中、ローンの借り換えは前より難しくなった。変動金利型ローンの金利は切り上げられたので、弁済金の滞納が増加した。サブプライム住宅ローンの債権を組み込んだ証券を所有していた金融機関は種類も数も多数に上ったが、こうした証券は価値の殆どを失った。この結果、多くの銀行や政府系企業が資本の大幅な毀損を蒙り、世界的な信用収縮が起こった。