「大黒島 (厚岸町)」の版間の差分
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== 自然 ==
当項目では厚岸湾岸の自然概要も含める。
沿岸にて暖流と寒流の交流が行われるため、大量の[[プランクトン]]の発生を促し、豊かな生態系を生み出す環境が確立されている。また、暖流の影響からか水温は比較的暖かく
[[オオセグロカモメ]]や[[アホウドリ]]科など北方系の海鳥の大繁殖地および回遊域であり、国内で現存する数少ない[[ウミウ]]や[[ウトウ]]の繁殖地の一つでもある。とりわけ百万羽以上が棲息する[[コシジロウミツバメ]]にいたっては日本唯一の繁殖地であることから、[[1951年]]([[昭和]]26年)[[6月9日]]に「大黒島海鳥繁殖地」として国の[[天然記念物]]に指定され、[[1972年]](昭和47年)[[11月1日]]に国指定大黒島[[鳥獣保護区]](集団繁殖地)に指定されている(面積107ヘクタール、全域が特別保護地区)。また、現在では稀だが[[エトピリカ]]や[[ケイマフリ]]などの貴重な鳥類もかつては少数繁殖していた<ref>『国指定大黒島鳥獣保護区 指定計画書 (案)』 [[環境省]] 2014年6月18日閲覧</ref>。島で確認された鳥類は59種を数え、[[チシマウガラス]]、[[オジロワシ]]、[[オオタカ]]、[[ハヤブサ]]、[[ウミガラス]]などの国内[[希少野生動植物種]]も棲息が確認され、オジロワシの繁殖も行われている。東梅には厚岸水鳥観察館が設立されている。
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