「ピエール=シモン・ラプラス」の版間の差分

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[[国際度量衡委員会]]の委員として、[[長さ]]の尺度として[[地球]]の[[北極点]]から[[赤道]]までの[[子午線弧]]長を精密に[[測量]]し、その1000万分の1をもって基準とすることを提唱した。これが後の[[メートル]]の定義の基礎となった。
 
[[ラプラス変換]]の数学的な基盤も作っている。1780年に自身の著作で発表した。後に電気技師[[オリヴァー・ヘヴィサイド]]により回路方程式を解く手法として経験則的に再発見され、汎用的な微分方程式の解法の1つとして広く利用されるようになった。1950年代には[[ラプラス変換]]を利用して、システムの入出力の関係を記述した微分方程式から[[伝達関数]]を求め、システムを解析・制御する[[古典制御論]]の理論構築が行われ、産業界において主流の制御方式である[[PID制御]]へ発展した。
 
他に、ラプラスの[[星雲説]]などで知られる。ラプラスの名前にちなんだ用語として、[[ラプラシアン]](ラプラス作用素)、[[ラプラス方程式]]などがある。