「自由貿易」の版間の差分

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野口、田中は「高コストの問題は名目賃金ではなく『実質賃金』の上昇であり、実質賃金が上昇すれば、企業は雇用を縮小させるしかない。つまり、完全雇用をマクロ経済的に実現させるためには、実質賃金を低下させるしかない。そのためには、名目賃金を低下させるか、物価水準を上昇させるかのどちらかが必要となる」と指摘している<ref name="kozokaikaku160">野口旭・田中秀臣 『構造改革論の誤解』 東洋経済新報社、2001年、160頁。</ref>。
 
経済学者の[[原田泰]]は「金融緩和の目的は雇用を増やすことであって賃金を上げることではない。もちろん、金融緩和で雇用が増えて、失業率が下がっていけば、いずれ賃金は上がる。しかし、雇用が伸びる前に賃金を上げては、かえって雇用の伸びを妨げることになりかねない」と指摘している<ref>[http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2631 政府が企業に賃上げ要請 何かがおかしい]WEDGE Infinity(ウェッジ) 2013年3月6日</ref>。
 
== 脚注 ==