「一物一価の法則」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
Oshima Aiico (会話 | 投稿記録) 独自研究を非表示に タグ: コメントアウト |
|||
1行目:
'''一物一価の法則'''(いちぶついっかのほうそく、[[英語]]:law of one price)とは、[[経済学]]における[[概念]]で、「
<!--
{{要出典|date=2014年9月}}
「自由な市場経済において同一の市場の同一時点における同一の商品は同一の価格である」{{要出典範囲|が成り立つという経験則。|date=2014年9月}}-->
==概
「[[ジェポンズ]]の無差別の法則」とも言う<ref name="bt" />。
自由闊達で障壁のない市場において、誰もが価格を統制することができない(プライステイカー:価格受容者)ような場合、取引数量と取引価格は均衡点で約定されるというのが、[[アダム・スミス]]以来の古典派経済理論における重要な命題である。しかしアダム・スミス自身が国富論で論じているように現実の経済はこのような理想的な自由競争が行われているわけではなく<ref>たとえば「分業(による特化)は市場の範囲(規模)により制限される」とするアダムスミスの定理は完全競争とは矛盾すると考えられていた。「アダムスミスの命題群」奥山利幸[http://ci.nii.ac.jp/naid/120000993377]</ref>、これは古典派経済学を理論的に精緻化していく上での一つの障害であった。▼
ただし、この法則に[[前提条件]]があり<ref name="bt" />、それは 1. 「[[完全競争市場]]の成立」、財の移動やサービスの提供に物理的にも人為的にも制約が無いこと 2. [[商品差別化]]([[ブランド]] 等)や[[非価格競争]]が存在しない、である<ref name="bt" />。
すべての参加者がプライステイカーである場合、同一の市場においては、同じ品質の商品(財の同質性)が異なる価格で取引されることはない。もし異なる価格で売られていることが消費者に知られている(完全情報)ならば、その場合には、その時点において最も低い価格の商品が購入されることになるからである。ただし、これは経験則であるので、常に成り立つという訳ではない。▼
<!--
[[独自の研究]]
リファレンス書籍の【一物一価】という項目でこう説明されているとする出典が示されていない。
もうすこし条件を緩くして「一物一価」というキーワードがしっかり含まれている文献を認める場合でも、この記述にはそのキーワードが含まれていない。つまり投稿者が勝手に情報を合成しているだけ。
▲{{要出典範囲|自由闊達で障壁のない市場において、誰もが価格を統制することができない(プライステイカー:価格受容者)ような場合、取引数量と取引価格は均衡点で約定されるというのが、[[アダム・スミス]]以来の古典派経済理論における重要な命題である。しかしアダム・スミス自身が国富論で論じているように現実の経済はこのような理想的な自由競争が行われているわけではなく、これは古典派経済学を理論的に精緻化していく上での一つの障害であった。|date=2014年9月}}<ref group="注">たとえば「分業(による特化)は市場の範囲(規模)により制限される」とするアダムスミスの定理は完全競争とは矛盾すると考えられていた。「アダムスミスの命題群」奥山利幸[http://ci.nii.ac.jp/naid/120000993377]</ref>
<!--
[[独自の研究]]
▲{{要出典範囲|すべての参加者がプライステイカーである場合、同一の市場においては、同じ品質の商品(財の同質性)が異なる価格で取引されることはない。もし異なる価格で売られていることが消費者に知られている(完全情報)ならば、その場合には、その時点において最も低い価格の商品が購入されることになるからである。ただし、これは経験則であるので、常に成り立つという訳ではない。|date=2014年9月}}
これに対して、別々の市場において同じ商品が異なる価格で取引されている場合、[[裁定取引]]によって両者の価格差が収斂(市場が接続)することで一物一価が成立する。
-->
岩波経済学小事典には、{{要検証|date=2014年9月}}「逆説的であるが、常に同一の価格が成立するところを
▲逆説的であるが、常に同一の価格が成立するところを'''同一の市場'''と呼んでも差し支えない<ref>岩波経済学小辞典第三版</ref>。
==無差別の法則==
|