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TGV専用のLGVは市街地を避けて建設されているが、LGV上にもいくつかの駅が存在する。これらの駅は一般に周辺の都市からはやや離れている。また一部の駅は在来線の線路のすぐ近くにあるが、鉄道在来線との接続が考慮されている例は少なく、[[自動車]]でアクセスすることが想定されている。たとえば南東線のル・クルーゾTGV駅の近くを[[ディジョン]]からル・クルーゾへの在来線が通っているが、在来線側には駅はない。[[アヴィニョンTGV駅]]も同様である。この背景には、フランス国鉄がTGV専用駅を従来の駅よりも[[空港]]に近いものと考えていたことがある。また駅を誘致した[[地方自治体]]は、新駅が新たなビジネスの拠点となることを期待していたが、その目論見はほとんどの場合外れている<ref name="TR2010_gen_sta">{{Harvnb|haydock|2010|p=19}}</ref>。ただし近年ではLGV上の駅も在来線など他の[[公共交通機関]]との接続が考慮される傾向にある<ref>{{Harvnb|haydock|2010|p=24}}</ref>。
 
LGV上の駅のうち、東連絡線の[[シャルル・ド・ゴール空港第2TGV駅]]とローヌ・アルプ線の[[リヨン・サン=テグジュペリTGV駅]]はそれぞれ[[シャルル・ド・ゴール国際空港]]および[[リヨン・サン=テグジュペリ国際空港]]のターミナルビルに接続しており、TGVと航空機を乗り継ぐことができる。ただしシャルル・ド・ゴール空港駅が多くの地方都市や[[ブリュッセル]]などフランス国外から空港へのアクセスに活用されているのに対し、サン=テグジュペリ空港駅では遠距離からTGVで空港に向かう旅客はわずかであり、多くは地元の地方空港を利用するほうを選んでいる<ref name="TR2010_gen_sta" />。
 
[[2001年]]に開業した[[アヴィニョンTGV駅]]は[[大聖堂]]のような屋根が特徴である。
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[[2000年代]]に入ってからは、フランスにおいても[[格安航空会社]]の台頭により、運賃面で鉄道に優位性がなくなりつつあるため、格安航空会社同様に、[[ウェブサイト]]上によるオンライン予約・[[クレジットカード]]決済などを取り入れた格安サービス"'''[[iDTGV]]'''"も導入されている。
 
一方で、パリの[[シャルル・ド・ゴール国際空港]]や、リヨンの[[リヨン・サン=テグジュペリ国際空港]]にはTGVの駅も設置されており、航空網との連携も行われている。また、[[エールフランス]]や[[コンチネンタル航空]]のようにTGVに航空便名を付与して、航空便との共同運航という形を取っている事例も存在する。
 
[[ファイル:Paris europe train map fr.png|thumb|left|350px|列車での到達時間範囲(パリ起点) 出典: