「バッテリーバックアップ」の版間の差分

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『ハイドライドII』の翌年に登場した[[ファミリーコンピュータ]](ファミコン)版およびMSX/MSX2版の『[[ドラゴンクエストII 悪霊の神々]]』([[エニックス]])では、最大52文字の復活の呪文(パスワード)が使用されている。ファミコンで初めてバッテリーバックアップを採用したゲームソフトは、[[1987年]][[4月]]発売の『[[森田将棋]]』([[セタ (企業)|セタ]])となった<ref>ゲームソフト以外を含めると、1984年6月に発売された[[ファミリーベーシック]]が先となる</ref>。その後は[[コンピュータRPG|RPG]]を中心に、多くのゲームソフトにバッテリーバックアップが採用された。特にRPGでは『[[未来神話ジャーヴァス]]』、『[[インドラの光]]』などがいち早くバックアップ・システムを取り入れたさきがけとして知られており、[[ドラゴンクエストシリーズ]]の比較対象としてしばしばその名が挙げられる[[ファイナルファンタジーシリーズ]]([[スクウェア (ゲーム会社)|スクウェア]])も1987年12月に発売された第1作『[[ファイナルファンタジー]]』で追随した。ファイナルファンタジーシリーズのバッテリーバックアップはデータ消失がほとんどなかった{{要出典|date=2012年3月1日 (木) 03:13 (UTC)}}。ドラクエシリーズでは、翌[[1988年]]2月発売の『[[ドラゴンクエストIII そして伝説へ…]]』から同システムが導入された。
 
1990年代中ごろから、[[フラッシュメモリ]]([[EEPROM]])などの、データの保持に電源が不要な不揮発性メモリが小型化および低価格化したために、バッテリーバックアップに替わってこれらが徐々に記憶媒体の主流となっていった。過渡期の機種である[[NINTENDO64]]や[[ゲームボーイアドバンス]]のタイトルには、セーブ方式にバッテリーバックアップと不揮発性メモリが混在している<ref>『[[ファイアーエムブレム 封印の剣]]』『[[ファイアーエムブレム 烈火の剣]]』のように、同一タイトルでありながら初期出荷ロットではバッテリーバックアップで発売され、後の出荷ロットでEEPROMに変更されたタイトルも存在する。</ref>。さらに不揮発性メモリを用いているソフトにおいても一部機能でバッテリーバックアップを併用しているものがあり、内臓の電池が切れると該当の機能が使えなくなる<ref>『ポケットモンスターシリーズ』の『[[ポケットモンスター ルビー・サファイア|ルビー・サファイア・エメラルド]]』の各ソフトは、セーブデータの保存にフラッシュメモリを用いているが時計機能には、バッテリーバックアップを用いており、電池が切れると内臓時計が停止して一部がプレイ不可となる不具合がある。なお以降のシリーズ作品での時計機能は、ゲーム機本体の時計を利用しているため止まることはない。</ref>。
 
2008年現在では、現行機種でロムカセットがゲーム用メディアとして使われる事は携帯型ゲーム機のみであり、読み出し専用の[[光ディスク]]に、前述の不揮発性メモリを用いた外部記憶装置や、本体内蔵の補助記憶装置(フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ)を組み合わせる方式が主流となった。