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| image_caption =
| author = [[ジョディ・ピコー]]
| translator = [[川副智子]]
| illustrator =
| published = {{flagicon|USA}} [[2004年]][[4月6日]]<br />{{flagicon|JPN}} [[2006年]][[9月]]
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| id = ISBN 978-4-15-208763-8
}}
『'''私の中のあなた'''』(わたしのなかのあなた、''My Sister's Keeper'')は、[[ジョディ・ピコー]]の小説、及およそれを原作とした映画。2004年出版。日本では2006年9月に[[早川書房]]より出版(訳は[[川副智子]])。
 
== あらすじ ==
アナ・フィッツジェラルドの姉ケイトは2歳のとき、[[急性骨髄性白血病#FAB分類|急性前骨髄球性白血病]]を患う。しかし両親や兄の[[白血球]]の[[血液型]]である[[HLA]]型は、ケイトと適合しない。[[ドナー]]を必要とするケイトのために、[[受精卵]]の段階で[[遺伝子操作]]を行ない、[[デザイナーベビー]]として生まれてきたのがアナであった。
{{節stub}}
 
アナ・フェッツジェラルドは[[白血病]]の姉ケイトのドナーとして、[[遺伝子操作]]で生まれてきた。アナはケイトのために[[臍帯血]]、[[輸血]]、[[骨髄移植]]などでケイトの犠牲となってきた。アナが13歳の時、[[腎移植]]を拒み、両親を相手に訴訟を起こす。
まずはドナーへの負担がない[[臍帯血]][[移植_(医療)|移植]]を行うが、その後もケイトが[[輸血]]や[[骨髄移植]]などを必要とするたびに、幼いアナは過酷な犠牲を強いられてきた。13歳を過ぎたアナは、ついに片方の[[腎臓]]の提供を求められる。ところがアナは提供を拒み、辣腕[[弁護士]]キャンベルを雇い、両親を相手取って[[訴訟]]を起こす。
=== 映画では省かれている主な内容 ===
一方、アナとケイトの兄ジェシーは、兄妹の中で自分だけ存在を無視されがちであったことから、[[家出]]して[[麻薬]]や放火などに手を染める[[非行少年]]となっていた。あるとき[[消防士]]であるブライアンは、息子のジェシーが放火の犯人であることに気づくが、事件を隠蔽した。やがてジェシーは更生して[[警察学校]]を卒業する。
 
アナはキャンベルの運転する車に同乗中事故に遭い、[[救急隊]]長でもあるブライアンが救助に駆けつけたときには、瀕死の状態になっていた。[[脳死]]状態となったアナの腎臓はケイトに移植され、それ以外にも多くの患者へアナの体の一部が提供された。[[腎移植]]は成功とは言い難いものであったが、ケイトはそれから奇跡的に回復し成人となり、[[バレエ]]の教師を務めるほど[[治癒|寛解]]を維持している。
 
== 登場人物 ==
;アナ・フィッツジェラルド
:物語の主人公。遺伝子操作によって生まれてきた。(映画では11歳)
;ケイト・フィッツジェラルド
:アナの姉。[[白血病]]を患っている。(原作では、[[邦題]]の「私の中のあなた」の私である)
;ジェシー・フィッツジェラルド
:アナとケイトの兄。(映画ではアナの兄、ケイトの弟)
;サラ・フィツジェラルド
:アナとケイトとジェシーの母親。ケイトの看病のため弁護士を辞めるが、裁判で返り咲く
;ブライアン・フィッツジェラルド
:アナとケイトとジェシーの父親。消防士
;キャンベル・アレクザンダー
:アナの弁護士。勝訴率91%を誇る。[[てんかん]]の持病があるが、それを隠している。
:アナの弁護士。
;ジュリア・ロマーノ
:アナの[[後見人]]。キャンベルと恋人関係だったこともある。(映画では登場しない)
 
== 映画 ==
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|画像解説=
|監督= [[ニック・カサヴェテス]]
|脚本= [[ジェレミー・レヴェン]]<br />ニック・カサヴェテス
|原作= [[ジョディ・ピコー]]<br />『わたしのなかのあなた』
|製作= マーク・ジョンソン<br />チャック・パチェコ<br />スコット・L・ゴールドマン
|製作総指揮= ダイアナ・ポコーニイ<br />スティーヴン・ファースト<br />メンデル・トロッパー<br />トビー・エメリッヒ<br />メリデス・フィン<br />マーク・カウフマン
|出演者= [[キャメロン・ディアス]]<br />[[アレック・ボールドウィン]]<br />[[アビゲイル・ブレスリン]]<br />[[ソフィア・ヴァジリーヴァ]]<br />[[ジェイソン・パトリック]]<br />[[エヴァン・エリングソン]]<br />[[トーマス・デッカー]]
|音楽= アーロン・ジグマン
|主題歌=
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|次作=
}}
アメリカでは2009年6月26日に、日本では同年10月9日に公開。映画は、結末が原作とは結末が異なっている。おり、アナとケイトの姉妹のうち、生き残るほう反対になっている。
 
当初、アナ役とケイト役には[[エル・ファニング]]と[[ダコタ・ファニング]]が配役されていたが、降板したため、[[アビゲイル・ブレスリン]]と[[ソフィア・ヴァジリーヴァ]]に変更された。
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| ケイト・フィッツジェラルド || [[ソフィア・ヴァジリーヴァ]] || [[浅野真澄]]
|-
| ケリーおばさん || [[ヘザー・ウォールクィスト]] || [[鍋井まき子]]
|-
| デ・サルヴォ判事 || [[ジョーン・キューザック]] || [[唐沢潤]]
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=== サウンドトラック ===
'''予告編'''
* [[ヴェガ4]]「Life Is Beautiful」
 
'''テレビ・スポット'''
* [[ジェームス・ブラント]]「Carry You Home」
* [[プレイン・ホワイト・ティーズ]]「[[1、2、3、4]]
* [[タイロン・ウェルズ]]「More」
 
'''映画'''
* [[ドン・ホー]]「タイニー・バブルス」
* [[イー・ジーデイリー]]「Life Is Just A Bowl Of Cherries」
* [[プリシラ・アーン]]「[[グッド・デイ|ファインド・マイ・ウェイ・バック・ホーム]]」
* [[ジミー・スコット]]「Heaven」
* [[レジーナ・スペクター]]「Better」
* [[ジョナ・ヨハンソン]]「With You」
* [[グレッグ・ラズウェル]]「Girls Just Want To Have Fun」
* [[ピート・ヨーン]]「Don't Wanna Cry」
* [[フィル・X]]「Kill Me」
* [[ジェフ・バックリィ]]「We All Fall In Love Sometimes」
* [[エドウィナ・ヘイズ]]「Feels Like Home」
 
== 脚注 ==