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古代の[[ギリシア悲劇]]は競作形式で、1日のうちに同じ入賞者による悲劇三本と悲喜劇一本が上演されたが、当初はその悲劇三本は連作の三部作形式をとっていた。その三部作が唯一完全な形で残されたのがこのオレステイアと呼ばれる三つの戯曲であり、『アガメムノーン』『供養する女たち』『慈しみの女神たち』の三つの悲劇から構成される。[[紀元前458年]]に上演された。
 
なお少々解釈の違うところはあるが、このオレステイア三部作の前日譚として、トロイア戦争出陣前、王女イーピゲネイアが神の生贄にされるまでを描いた[[エウリピデース]]による悲劇『[[アウリスのイーピゲネイア]]』(トロイア戦争前日譚)、後日譚として、生きていたイーピゲネイアとオレステースの姉弟再会を描いた同じくエウリピデースの劇<ref>このオレステイア三部作もそうだが、ギリシア悲劇は必ずしも悲劇的な結末ばかりではない。</ref>『タウリケーのイーピゲネイア』がある。
 
==内容==