「ウォッチメン (映画)」の版間の差分

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いつしか彼らは一堂に集結して「ミニッツメン」 (Minutemen) という組織を作り、[[第二次世界大戦]]など政治や戦争の世界にも大きく関与していくこととなる。
 
しかし時と共に当初のメンバーたちは、戦闘や犯罪者の報復で殺されたり、自殺したり、彼ら自身が法を破ったとして逮捕されたり(映画のオープニングでは「モスマン」が精神病院へ収容も暗示されている)、あるいは初代シルク・スペクターのように引退したりと、コメディアン一人を残して消えていく。数十年後、第二世代の「スーパーヒーロー」達(彼らは最低でも常人をはるかに凌ぐ体力を持ち、[[テレポーテーション]]などの超能力を持つ者もいる)がまた一堂に集結し新たな組織「ウォッチメン」(Watchmen)を結成するが、これらのヒーロー達をアメリカ政府は政治の道具として利用し、[[ケネディ大統領暗殺事件|ジョン・F・ケネディの暗殺]]や[[ベトナム戦争]]、[[ウォーターゲート事件]]、[[アポロ11号]]月面着陸等の歴史的事件に関与させていく。これによりアメリカは世界に対して一時的には絶対的な覇権を握る事となるが、世界情勢は次第に混乱の一途をたどることとなる。
 
ウォッチメンの一員であった、神のごとき存在であるDr.マンハッタンおよびコメディアンの投入により、アメリカはベトナム戦争に勝利し、これにより[[リチャード・ニクソン]]大統領は三選を果たし、しかも大統領の任期は無期限に変更されてしまった。1980年代までには、大衆の反自警団感情の噴出(多分にコメディアンによるデモ隊への容赦ない弾圧に原因がある)を契機に、ニクソンはマスクを着用したヒーロー達に自警団行為を禁止するキーン条例を制定し、ウォッチメンは実質的に非合法化されてしまった。一方、合衆国と[[ソビエト連邦]]間の緊張は、[[冷戦]]を核攻撃のレベルまで高めて行った。