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=== 現代 ===
現代の箏は伝統的な流派の伝承(草の根の稽古も含む)はもちろん、[[クラシック音楽]]との交流も行われている。具体的には[[1964年]]ごろより[[現代音楽]]の作曲家の間での「邦楽器ブーム」により、現代音楽に箏を含む邦楽器が広く用いられるようになった。これらの多くは邦楽本来の楽器および演奏法の特色の長所をなるべく活かす形で使われており、このブーム以前の西洋音楽における邦楽器の使われ方として多かった「別に箏でなくてもピアノやハープでも代用できる西洋音楽の書法」とは一線を画する。それに先立って[[1957年]]に結成された[[邦楽四人の会]]、邦楽器ブーム初期の[[1964年]]より活動を続けている[[日本音楽集団]]の活動も、現代音楽における重要な邦楽活動として挙げられる。ただし大正・昭和初期の[[新日本音楽]]における邦楽界の西洋音楽受容が、和声的な書法で作曲しやすい箏を中心としたのに対し、[[1960年代]]の現代音楽界の邦楽受容においては箏は必ずしも主役ではなく、むしろノイズ的書法で作曲しやすい[[尺八]]が中心となった。また、[[吉崎克彦]]、[[水野利彦]]、[[沢井比河流]]と言ったような、箏曲演奏家出身の作曲家も人気が高い
 
==== 現代音楽における箏の作品 ====
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*その他
**[[Kagrra,]]:日本のロックバンド。和の世界観を基調にしており、メンバーの一人が箏を演奏している。箏を取り入れた楽曲が複数ある。
**[[沢井比河流]]:[[上昇の彼方]](2003)
 
== 流派 ==