「栃木県道266号中塩原板室那須線」の版間の差分

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== 概要 ==
当初、[[有料道路]]([[スカイライン]])として構想された道路。
工事用道路が完成するも有料道路として完成の日を迎えなかった塩原 - 板室間は山岳区間が[[廃道]]化措置が行われているが(後述)、'''那須山麓有料道路'''として開通しやがて無料開放された板室 - 那須間は観光地を結ぶ一般的な県道として供用されている。
 
=== 路線データ ===
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*:黒磯町板室本村(現在の那須塩原市板室)から那須町湯本までの区間が先行して完成、有料の「'''那須山麓有料道路'''」として開通
* [[1971年]](昭和46年)
*:塩原町中塩原の起点から黒磯市百村までの山岳区間の工事用パイロット道路が貫通 ([[1970年]]より黒磯は市制施行)
* [[1972年]](昭和47年)[[7月4日]]
*: パイロット道路の完成を受けて栃木県が一般県道として認定
* [[1975年]](昭和50年)
*:[[オイルショック]]による景気減速と財政悪化を原因に建設工事が休止、以降、バブル崩壊を経て山岳区間の整備計画が事実上凍結
*:以降、[[総合保養地域整備法]]の「日光・那須リゾートライン構想」エリアとなり再注目されるも[[バブル崩壊]]により山岳区間の整備計画が事実上凍結
* [[1991年]](平成3年)[[4月]]
*:'''那須山麓有料道路'''の料金徴収期間が満了し、無料開放
* [[2012年]](平成24年)[[10月17日]]
*: 板室 - 深山園地間の整備完了に伴い同区間の一般供用開始
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塩原側の起点位置は同時期に道幅拡幅と路線延長が構想されていた[[日塩もみじライン]]([[日塩有料道路]])入口とは[[箒川]]をはさんで対岸の位置にあり、開通を果たした際には同道路と接続させる目的もあった。
 
着工後、[[自衛隊]]の協力により[[1971年]](昭和46年)工事用パイロット道路の貫通にいたるも、最高地点が1800mを超えること、その高低差を登り降りするために[[つづら折り]]を繰り返した結果、非常に長い道のりとなってしまい[[国道400号]]経由のルートと比較して[[ショートカット]]として機能しないことため(山越え区間のパイロット道路が約50kmの道のりに対し、(現)国道400号線 - 県道30号線 - 県道266366号線経由ならば20km以上短くアップダウンも少ない)、[[有料道路]]として整備しても通行量が見込めないことから[[オイルショック]]による景気減速と財政悪化を原因に建設工事が休止。以降、80年台後半、栃木県北部地域は通称リゾート法と呼ばれる[[総合保養地域整備法]]の「日光・那須リゾートライン構想」エリアとなり再び注目されるも、[[バブル崩壊]]により山岳区間の整備計画が事実上凍結。
 
その後の方針の結論は長年先送りされ定まらなかったが、塩那道路の塩原側から少し入った土平(どだいら)園地、および板室側から少し入った深山園地までの区間は残し、残りの山岳区間は利用廃止する方針が定まった。