「ビブラート・ユニット」の版間の差分

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ギター用のユニットのみならず、ベース用のトレモロユニットも製造しており、[[ヴィクター・ウッテン]]等ベースソロでそれまでのベースには在り得なかったテクスチャーを加えるベーシストが使用している。近年、5弦ベース、6弦ベースといった[[エレクトリックベース|多弦ベース]]用のトレモロユニットを製品化した。
 
==シャーラー==
シャーラー(SCHALLER)社が開発し販売しているLPビブラート・ユニット。
 
Les Paulに代表されるTOMブリッジのギターへ、比較的簡単にビブラート・ユニットを付けられる様に作られたもの。
 
ユニットの裏に細いコイルスプリングが5本あり、アーミングに対応させている。張り具合の調整は出来ない。
 
薄い板バネが、各スタッドボルト部に2枚ずつ計4枚あるが、これはアーミング用ではない。ユニットが上記コイルスプリングで引っ張られ過ぎない様に制限するもの。これが無いと、弦を外した時に、可動部分がコイルスプリングに引っ張られて、スタッドボルトでボディーに固定される部分から外れてしまう。この板バネと可動部分には、アーミング時に擦れ合って摩擦が生じる。その為、アーミング前後で可動部の角度が安定し辛い。潤滑するメンテが不可欠となる。薄い板バネを重ね合わせた隙間も潤滑した方が良い。共に音程の安定化に効果が大きい。というか、潤滑しないと音程のズレが大きい。
 
サドルはローラーサドルとなっている。
 
ブリッジの高さ調整は、スタッドボルト(スタッドアンカーに入れるボルト部分)にかぶさる筒状のナットを回して行う。
これは、6角ナットと一体成型されているが、構造上6角ナット部は薄く、ボディーとの隙間も狭い為、弦を張った状態でブリッジの高さ調整がし辛い問題点がある。
 
キットには、附属品として
①スタッド間隔が標準と違う場合に取り替えられる様に、入れ替えるパーツ(上記筒状のナットで、筒の径が細いもの)
②テールピースを外した時、テールピース固定ボルトの代わりに入れるボルト(元々のテールピース固定用ボルトをそのまま使っても構わない)
③ブリッジとテールピース用スタッドを繋げてアースを取れる様にする「メガネ状」のパーツ。
 TOMブリッジを採用したギターの弦アースは、テールピース用スタッドの1弦側で取っている。
 このパーツを、上記②で固定するか、元々あるテールピース固定用ボルトで固定する。
が付属する。
③は見た目に違和感が有るので、ブリッジ用アンカーからアースが取れる様に改造するのも、一つの方法。
 
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