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'''言語的相対論'''('''Theory of linguistic relativity''')とは、[[ベンジャミン・ウォーフ]]が唱えた[[理論]]であり、個人が使用できる[[言語]]によってその個人の[[思考]]が[[影響]]を受けることを体系化した理論である。'''言語的相対性原理'''('''Principle of linguistic relativity''')とも。
== 概要 ==
この理論は何度も提案され、[[議論
ウォーフの理論が批判されるのは、ウォーフが「言語が思考を決定付ける」と主張していると見なされているからであろう。しかし、ウォーフ自身は「言語は認識に影響を与える思考の'''習性'''を提供する」としか述べていない。
その正当性の議論は別にして、言語的相対論は[[言語学]]以外で具体的な応用を生んでいる。[[ダグラス・エンゲルバート]]は、この理論の影響もあって、[[ハイパーテキスト]]、[[グラフィカルユーザインターフェース]]、[[マウス (コンピュータ)|マウス]]など様々なものを発明した。
== 外部リンク ==
* [http://www.formalontology.it/linguistic-relativity.htm Ontology and linguistic relativity]
* [http://lapin.ic.h.kyoto-u.ac.jp/intling/linguistic-relativity.html インターネット言語学情報 : 言語的相対論] 東郷雄二(京都大学)『言語』(大修館書店)Vol.30, No.10, pp.98-99
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