「オオクチバス」の版間の差分

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=== 導入===
日本ではほとんどの都道府県で多くの湖・池に生息している淡水魚で人為的に移入された外来種である。日本に持ち込まれたのは、1925年に実業家の[[赤星鉄馬]]により[[芦ノ湖]]に放流されたのが最初である<ref name="自環研セ2008">{{cite book | 和書 | author = 多紀保彦(監修) 財団法人[[自然環境研究センター]](編著) | title = 決定版 日本の外来生物 | publisher = [[平凡社]] | date = 2008-04-21 | isbn = 978-4-582-54241-7 }}</ref>。
 
その後、芦ノ湖から日本国内の他水域にも再移入がおこなわれた他、[[1945年]]の[[敗戦]]にともない、[[進駐]]してきた[[アメリカ軍]]人が自分たちのゲームフィッシング用に多くの個体を持ち込み、分布拡大がさらに進む。
1970年代以降、日本での分布が急速に拡大し、環境問題に発展している<ref name="自環研セ2008"/>。釣り人による[[密放流]](ゲリラ放流)、[[琵琶湖]]産のアユ種苗やゲンゴロウブナへの混入などによりその生息域を広げたと考えられている。導入経路や非公式な違法放流については[[ミトコンドリアDNA]]の解析によりその実態が明らかになっている<ref name="高村2005"/><ref name="青木ほか2006">{{Cite journal|和書|author=青木大輔・中山祐一郎・林 正人・岩崎魚成|year=2006| title=琵琶湖におけるオオクチバスフロリダ半島産亜種(Micropterus salmoides floridanus)のミトコンドリアDNA調節領域の多様性と導入起源 |journal=保全生態学研究 |volume=11|issue=1|pages=53-60 }}</ref><ref name="北野ほか2008">{{Cite journal|和書|author=北野 聡・武居 薫・川之辺素一・上島 剛 |year=2008| title=長野県内で確認されたオオクチバス及びコクチバスのミトコンドリアDNAハプロタイプ |journal= 長野県環境保全研究所研究報告|volume=4|pages=75-78 }}</ref>。