「日本の漫画」の版間の差分

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** 左右2ページを広げる事。マンガの手法としては、その2ページにコマを一つだけ描く事で、そのコマを強調する。
 
== 海外での受容 ==
=== 北米===
1987年に[[サンフランシスコ]]を拠点とする[[ビズメディア]]が日本漫画の英訳版を出版し始め、同年に[[ファースト・コミック]]社が「[[子連れ狼]]」を、1988年に[[マーベルコミック]]がアニメ映画「[[AKIRA]]」のヒットを受けて漫画版を出版するなど、徐々に認知されていった<ref name=hitotsubashi>[http://books.google.co.jp/books?id=J9dhAwAAQBAJ&pg=PT3 ビジネスケース『ビズメディア〜北米マンガ市場の開拓者』]一橋大学イノベーション研究センター、東洋経済新報社, 2014</ref>。北米における日本漫画市場の形成は2000年代で、大型書店に「Manga」コーナーが設けられるまでになった<ref name=hitotsubashi/>。また、日本漫画の多くがコミック版で販売されたことから、日本漫画に限らず、新書サイズのものを「Manga」として分類する場合もある<ref name=odagiri>[http://imrc.jp/images/upload/lecture/data/%E7%AC%AC1%E5%9B%9E%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%AD%A6%E8%A1%93%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E8%AB%96%E9%9B%86.pdf 「マンガ」という自明性――ガラパゴス島に棲む日本のマンガ言説]小田切博、『世界のコミックスとコミックスの世界――グローバルなマンガ研究の可能性を開くために』ジャクリーヌ・ベルント編 京都精華大学国際マンガ研究センター、2010年</ref>。1970年代末ごろから日本漫画が研究対象として語られるようになり、1980年代以降は、日本漫画に影響を受けた非日本人漫画家の活躍も始まった<ref name=odagiri/>。
 
=== ヨーロッパ===
ヨーロッパで最も活発な日本漫画の市場はフランスで、日本漫画を意味する「Manga」が、フランス伝統の[[バンデシネ]]、[[グラフィックノベル]]、[[アメリカンコミック]]と並ぶ、コミックの一ジャンルとして成立している<ref name=groensteen>[http://imrc.jp/images/upload/lecture/data/%E7%AC%AC1%E5%9B%9E%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%AD%A6%E8%A1%93%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E8%AB%96%E9%9B%86.pdf 「グローバル化時代における、国際的マンガ研究への挑戦」]ティエリ・グルンステン、『世界のコミックスとコミックスの世界――グローバルなマンガ研究の可能性を開くために』ジャクリーヌ・ベルント編 京都精華大学国際マンガ研究センター、2010年</ref>。パリ・ポンピドゥーセンターの「公共情報図書館(Bibliothèque public d'information)」部門では、フランスにおける日本漫画読者について、2010 年に大規模な調査を行なった<ref name=groensteen/>。
 
=== アジア===
=== 中東===
 
== 脚注 ==