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'''マンドス'''(<font lang="en">'''Mandos'''</font>)は、[[J・R・R・トールキン]]の小説『[[指輪物語]]』及び『[[シルマリルの物語]]』の世界に出てくる[[ヴァラ|ヴァラール]]の一人である。マンドスは本来かれの住む館の名前であるが通常はこう呼ばれている。かれの本来の名前は'''ナーモ'''(<font lang="en">'''Námo'''</font>)である。
 
ヴァラールの一人[[イルモ]](ローリエン)はかれの弟であり、[[ニエンナ]]はかれの妹である。[[ヴァイレ]]が妻である。運命と殺された者達の霊魂を司り、死者の家の管理者でもある。
 
マンドスは運命と殺された者達の霊魂を司り、また死者の家であるマンドスの館の管理者でもある。 
[[エルフ (トールキン)|エルフ]]が殺されたとき、かれの住まうマンドスの館にその霊魂は向かうという。[[北欧神話]]で言うところの[[ヴァルハラ]]の様なところである。
 
==ヴァラールの言==
フェアノールに率いられたノルドールによる同族殺害のあと、ヴァリノールの北辺にたどり着いたかれらに、中つ国でかれらを待っている過酷な運命を予告したのは、マンドス自身であったのかもしれない。
マンドス自身は悪をなさないが、フェアノールの誓言によってもたらされる、ノルドールの破滅をかれは見通していた。
しかしフェアノールはノルドールを駆りたてて進んでいった。 これを聞いたフィナルフィンは進軍をやめ、ヴァリノールへ引き返した。
 
==ベレンとルーシエン==
マンドスは常に厳かで冷静、なにものも忘れない存在として描かれている。 イルーヴァタールの子らの受難もかれの心を動かしたようには見えなかったが、かれもたった一度だけ、哀れみにかられて助けの手を差し伸べている。
ルーシアンが歌う、イルーヴァタールの子らの悲しみの歌に心を動かされたかれは、死んだベレンの処遇についてマンウェに伺いをたてた。 こうしてベレンは死者の館から戻り、ふたたび中つ国に住んだ。
 
 
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