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'''発生主義'''(はっせいしゅぎ、accrual basis)とは[[会計]]原則の一つで、[[現金]]の収入や支出に関係なく、経済的事象の発生または変化に基きその時点で[[収益]]または[[費用]]を計上しなければならないとするもの。収益と費用を現金の受け渡しの時点で認識する会計原則である
== 概要 ==
例えば或る工場の運営にかかる[[電気]]代は3
現金主義における収益や費用の認識が現金の受け渡しの時点を基準にするのに対して、発生主義においては、現金収支を伴うか否かにかかわらず、収益または費用を発生させる経済事象に着目し、この事象に従って収益または費用を認識する。ただし別の細心注意(慎重)の原則(Prudence)に基づき未実現収益の計上は禁止されている。発生主義の適用によって認識される[[勘定科目]]としては、[[前払費用]]、[[前受収益]]、[[未払費用]]、[[未収収益]]、[[減価償却費]]、[[繰延資産]]、[[貸倒引当金]]、[[退職給付引当金]]などがある。前払費用、前受収益、未払費用、未収収益は[[貸借対照表]](B/S)上の[[経過勘定]]と呼ばれる。
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