「ゴシップ的日本語論」の版間の差分

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文春文庫
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| portal1 = 文学
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『'''ゴシップ的日本語論'''』(ゴシップてきにほんごろん)は、[[丸谷才一]]の講演、対談、座談会などを集めた[[書籍]]
 
== 概要 ==
[[2004年]][[5月30日]]、[[文藝春秋]]より刊行された。装丁は[[和田誠]]。[[2007年]][[10月10日]]、[[文春文庫]]として文庫化された。
 
丸谷はあとがきでこう述べている。

{{Quotation|
これはわたしのいつもの本とは作りの違ふ本だ。普段はわたしの発想ではじまり、わたしの工夫で作る。しかしこの本は文藝春秋の村上和宏さんが言ひ出して、彼の選択と構成で出来上がつた。題をつけたのも彼。さういふ点では、杉山正樹さんが[[朝日新聞社]]から出してくれた挨拶の本に似てゐる
}}
 
== 内容 ==
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| 日本語があぶない || 『[[文藝春秋 (雑誌)|文藝春秋]]』2004年5月号 || 本書に収めるに当り分量は倍近くになった。
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| ゴシップ的日本語論 || 『[[文學界]]』2003年9月号 || [[2003年]][[7月10日]]、プレス・センターでおこなった講演に加筆したもの<ref>取り上げられている主な書物は、[[ハーバート・ビックス|ハーバート・P・ビックス]]の『昭和天皇(上・下)』([[講談社]]、岡部牧夫・[[川島高峰]]訳)、[[鳥居民]]の『昭和二十年』([[草思社]])、山崎正和の『社交する人間』([[中央公論新社]])、[[海老沢泰久]]の『これならわかる パソコンが動く』(NECクリエイティブ)など。</ref>。
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| [[文学]][[言葉]]で作る || 『小説トリッパー』2001年12月号 || [[2001年]][[10月28日]]、[[日本芸術院]]でおこなった講演に加筆したもの。
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| [[折口信夫|折口]]的日本文学史の成立 || 『[[すばる (雑誌)|すばる]]』2004年2月号 || 2003年[[11月15日]]、[[國學院大学]]でおこなった講演に加筆したもの。
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| [[泉鏡花]]の位置 || 未収録 || 2003年[[11月14日]]、第31回[[泉鏡花文学賞]]受賞式<ref>丸谷は長編小説『輝く日の宮』([[講談社]]、2003年6月)により泉鏡花文学賞を受賞した。</ref>でおこなった挨拶に加筆したもの。
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| 人間の時間といふものを || 未収録 || 2004年[[1月28日]]、「2003年度朝日賞」贈呈式でおこなった挨拶に加筆したもの。
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| 男と女が合作する小説 || 『すばる』2003年9月号 || [[瀬戸内寂聴]]との対談。
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| 新しい歌舞伎の時代 || 『[[東京人 (雑誌)|東京人]]』2002年7月号 || [[中村勘九郎]]との対談。
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| 思想書を読もう || 『文藝春秋臨時増刊』2003年12月号 || [[木田元]]、[[三浦雅士]]との座談会。