「ポール・サミュエルソン」の版間の差分

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[[1969年]]に[[ノーベル経済学賞]]が設立されたのは、サミュエルソンに[[ノーベル賞]]を与えるためと言われることもある<ref>日本経済新聞社編著 『現代経済学の巨人たち-20世紀の人・時代・思想』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2001年、58頁。</ref>。経済学者の[[佐和隆光]]は、サミュエルソンのノーベル経済学賞受賞の理由について「一般的な理由でノーベル賞を受けた人は、後にも先にもサミュエルソンのみであり、それだけサミュエルソンの近代経済学への貢献が大きかった」と述べている<ref name="keizaigakunokyojin5859">日本経済新聞社編著 『現代経済学の巨人たち-20世紀の人・時代・思想』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2001年、58-59頁。</ref>。佐和は「二十世紀後半の経済学は善悪はともかく、サミュエルソンの描いたシナリオ通りに展開してきた。だから経済学のノーベル賞も成り立ち得たし、サミュエルソンがノーベル経済学賞の栄誉に輝いたのも故無しとはしない」と述べている<ref name="keizaigakunokyojin5859" />。
 
サミュエルソンは「人生には無上の喜びといえるものは無いが、この賞はそんな喜びを私に与えてくれた」「この名誉は嬉しい驚きであり、早く訪れた。私の家族はストックホルムでのお祭り騒ぎを楽しんだ」と述べている<ref>ウィリアム・ブレイト、ロジャー・W. スペンサー編著 『経済学を変えた七人-栄光のノーベル経済学賞受賞者』 勁草書房、1988年、121-122頁。</ref>。
 
== 批判 ==