「コアンダ効果」の版間の差分

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== 応用 ==
翼の上に噴流を流して迎え角の大きな翼の上を気流が剥離(=失速)することなく流れることで大きな揚力を得ることができる境界層制御はコアンダ効果の応用である。噴流が翼に当たるように翼の上にジェットエンジンを取り付けた翼 ([[Upper Surface Blowingアッパーサーフェスブローイング]])や、翼表面に噴流を発生させる装置([[:en:Circulation control wing]])などがある。(参照:[[高揚力装置]])
 
[[File:Yc14-1 072.jpg|thumb|right|200px|Boeing YC-14]]
[[Upper Surface Blowing]]アッパーサーフェスブローイング方式とは、翼の上側に設けられたエンジンからの噴出流がフラップに沿って地上へと曲げられ上昇力を得るものである。[[航空機の離着陸方法#STOL機|短距離離着陸性能]]の向上に利用され、[[アメリカ合衆国]]の[[ボーイング]][[YC-14 (航空機)|YC-14]]、[[日本]]の実験機「[[飛鳥 (航空機)|飛鳥]]」などで実験された。
 
実験のみで終わった他国と違い、[[ソビエト連邦|ソ連]]・[[ウクライナ]]では[[O・K・アントーノウ記念航空科学技術複合体|アントノフ設計局]]の[[An-72_(航空機)|An-72]]や[[An-74_(航空機)|An-74]]が実用化された。多数が各国で運用されており、現在も[[ウクライナ]]で開発・生産が継続されている。