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[[Image:Jersey-city-exchange-place-platform.jpg|thumb|250px|[[ジャージーシティ]]にあるエクスチェンジ・プレイス駅、[[ホケン (ニュージャージー州)|ホケン]]、[[ニューアーク (ニュージャージー州)|ニューアーク]]方面行き]]
 
'''パストレイン''' ('''Port Authority Trans-Hudson''', '''PATH''') は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[ニューヨーク州]][[ニューヨーク|ニューヨーク市]]と[[ニュージャージー州]][[ニューアーク (ニュージャージー州)|ニューアーク市]]を結ぶ鉄道。正式名称 <b>The Port Authority Trans-Hudson Corporation</b>(港湾公団ハドソン川横断公社)の頭文字をとって PATH と呼ばれている (なお英語で "path" は「軌道」の意)。路線の全長は 22.2 km で、[[ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社]] (The Port Authority of New York and New Jersey) が運営している。
一応駅構内及び車内は撮影禁止であり罰則がある。
 
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パストレインの歴史は古く、最初の営業運転は[[1908年]]2月のことであった。この年、パストレインの前身である[[ハドソン・マンハッタン鉄道]]が19th Street~Hoboken間を開通させた。この鉄道の計画立案は1874年に行われていたが、[[ハドソン川]]を開削する技術的な問題から工事は1890年に始まった。その後も資金難等の問題があり、計画から開通までに30年以上の歳月を要することになった。
 
その後、[[1911年]]までに現在の路線網 (33rd Street~Newark Penn Station) を開業し、ハドソン川対岸の都市とニューヨーク間の連絡輸送の他、[[ジャージーシティ]]や、[[ホケン (ニュージャージー州)|ホケン]]を基点とする[[エリー鉄道]]や[[デラウェア・ラッカワナ・アンド・ウェスタン鉄道]]の通勤列車の連絡輸送で大活躍をした。その最盛期は1920年代の後半で、その後は[[大恐慌]]や自動車トンネルの整備などにより乗客が減少、コスト上昇に対して十分な運賃改訂が行えなかった事などもあり、[[1954年]]にはハドソン・マンハッタン鉄道は債務超過状態に陥った。
 
利用客が減少したとはいえ、ハドソン・マンハッタン鉄道はハドソン川を連絡する重要な通勤路線で、債務超過を理由に廃止することはできなかった。しかしながら、この路線はニューヨーク、ニュージャージー両州にまたがる鉄道であることから、各自治体の思惑の違いにより、抜本的な対応は1962年にずれ込んだ。この年、[[ニューヨーク世界貿易センタービル|ワールドトレードセンター]]計画を進めていたニューヨーク港湾公社 (The Port of New York Authority、1930年に設立されたニューヨーク・ニュージャージー両州にまたがる港湾地域の開発を目的とした公団、1972年に現在の名称に変更) が、ハドソン・マンハッタン鉄道に代わり運営を引き継いだのである。港湾公社は買収したマンハッタンのターミナルをワールドトレードセンターの敷地として利用し、マンハッタン南部の再開発を行った。これは再開発に伴う公共交通整備や公共交通維持・拡充のための資金確保の方法としては非常に有益なもので、利用客の大幅な増加も実現されたのである。
 
[[2001年]]の[[アメリカ同時多発テロ事件]]でターミナルの一つであるWorld[[ワールド・トレード・センター駅 Trade Center(パストレイン)|ワールド・トレード・センター]]は破壊されたが、[[33丁目駅 (パストレイン)|33丁目駅]]を使って運行は続けられ、[[2003年]]11月にはWTC跡地に仮駅を再開することで現在に至っている。[[2009年]]には、新ターミナルが完成した。ただ2012年現在も一部工事は続いし、すべのワールド・トレード・センター・トランスポーテーション・ハブの完成予定は2015年である。駅は長いエスカレータを降りた先にある自動改札機のさらに下にある。
 
== 切符 ==
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== 外部リンク ==
*[http://www.panynj.gov/path/ PATH公式ホームページ ] {{En icon}}
 
{{Port Authority Trans-Hudson}}
 
{{DEFAULTSORT:はすとれいん}}