「物理モデル音源」の版間の差分

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そのため、PCM音源のような手軽さはなく弾きこなすには慣れが必要だが、ブレスコントローラや、[[ウインドシンセサイザー]]の様な機器を使用することにより、鳴り始めから鳴り終わるまでの擦れるような細かな息遣いまで再現が出来るのは物理モデルの最大の特徴であり利点である。
プロ仕様のシンセサイザーや、エレクトーンに搭載されることが多く、1台で和音を演奏するような場合は安価に入手できない。
過去にはYAMAHAのVP1など、完全受注生産で200万円近くするシンセサイザーも存在した。
生楽器の再現を目的とした物理モデル音源は利用者から見た場合に簡便性を欠き、音色の数も少なく、メインで使用することも難しいため、中途半端な立ち位置になってしまっている。
 
[[バーチャルアナログシンセサイザー]]は[[アナログシンセサイザー]]の再現を目的としているが、出音を忠実に再現するために[[電子回路]]を模した物理モデルを使用しており、限定的な物理モデル音源と言える。この試みは成功しており、ビンテージ物のアナログシンセは稀少でアナログ回路の安定性も低いため、その代替として採用される例が多い
 
==歴史==