「NHKスペシャル シリーズ 「JAPANデビュー」」の版間の差分

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| date = 2009-04-20
| accessdate = 2010-01-09
}}</ref>。また、同会はその後の回答(14日付)<ref name="友の会"/>に不服として、24日公開討論会の共催をNHKへ要請した。これに対してNHK日向英実放送総局長は22日の会見で「台湾の人たちが[[親日]]的であることは当然、十分承知していて、それを前提にして伝えた」「番組の趣旨、文脈がある。全要素を平等に個別の番組で伝えねばならないとなると、クリアに物事を申し上げられない。放送全体の中で考えていただきたい。恣意的に編集することはない」などと説明<ref>{{cite news
| url = http://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/090422/med0904221844000-n1.htm
| title = 「恣意的編集ない」NHKスペシャルへの抗議に放送総局長
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| accessdate = 2010-01-09
}}</ref><ref name="友の会"/>。
* 4月21日、[[日本文化チャンネル桜]]が、番組に出演した[[台湾人]]を追跡取材し検証番組を放送<ref>「[http://www.youtube.com/watch?v=dDMxsesr3TY 【台湾取材レポート】]・[http://www.youtube.com/watch?v=s0xWSlGhCMM 2]・[http://www.youtube.com/watch?v=tAL0FzMAwks 3]・[http://www.youtube.com/watch?v=8SOhCw4w_5M 4]・[http://www.youtube.com/watch?v=eXvmpZbfooA 5]・[http://www.youtube.com/watch?v=e9rYQ7ndA4I 6]・[http://www.youtube.com/watch?v=9lO3fbu508A 7]・[http://www.youtube.com/watch?v=m76GwZ9PNoA 8]」 {{YouTube channel|SakuraSoTV|チャンネル桜}}、2009年4月21日ほか ([桜 H21/4/21]付の動画は8分割)。</ref>。
* 4月22日、番組にも出演した蒋松輝と藍昭光が連名で「ご参考まで」という題名のメールをNHKに提出した。メールの内容は「人間動物園」「[[日台戦争]]」「[[漢民族]]」「[[中国語]]」について『別の表現が適切でないか』という趣旨だった(下記「6月9日」参照)。
* 4月23日、[[自由民主党 (日本)|自民党]]の[[清和政策研究会|町村派]]総会で同番組に対し「台湾は[[李登輝]]元総統など[[親日]]家が多いのに番組は[[反日]]の部分だけを偏向して報じた」との批判が挙がる<ref>{{cite news
| url = http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090423/stt0904232253007-n1.htm
| title = 安倍、町村氏らがNHK番組を批判「偏っている」
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* NHKには4月末までに2924件の反響(厳しい意見1945件、好評意見129件、その他280件、問い合せ570件)が寄せられ<ref name="視聴者対応報告">{{Cite web|author=視聴者サービス局視聴者センター|url=http://www.nhk.or.jp/css/report/index.html|title=視聴者対応報告|work=みなさまの声にお応えします|publisher=NHK|accessdate=2009年9月20日}}</ref>、その多くが「一方的だ」という見解の意見であった<ref name="産経新聞53"/>。5月にも1420件の反響(厳しい意見981件、好評意見26件、その他217件、問い合せ196件)があった<ref name="視聴者対応報告"/>。合わせると第1回への反響は4、5月だけでも4344件に達し、前年度の『NHKスペシャル』の平均件数250件<ref>{{Cite web|author=視聴者サービス局視聴者センター|url=http://www.nhk.or.jp/css/koe/pdf/20090406-0412.pdf|title=2009.4. 6(月)~4.12(日)|format=PDF|work=お客さまの声・週刊トピックス|publisher=NHK|accessdate=2009年8月10日}}</ref>を上回った。
* 5月初め、「プロジェクトJAPAN」ディレクター鎌倉英也が、労組や労働闘争の支援団体「レイバーネット日本」<ref>http://www.labornetjp.org/</ref>で『「JAPANデビュー」のディレクターが語る右翼の圧力の実態 』というタイトルで講演することが「レイバーネット日本」ホームページ上で告知されネットで注目を集めた。その直後、該当ページから「右翼の圧力」に関する記述が削除され、文章が修正された<ref group="注記">以下全て原文ママ。(修正前)「優れたドキュメンター番組を見ながら制作者(ディレクター)との討論を通してメディアリテラシーの養成をめざす。通説の検証し、事実を掘り下げて伝えるために右翼などの圧力で制作しづらくなってきる現場からの声も交えて報告、討議する企画です」 / (修正後)「優れたドキュメンター番組を見ながら制作者(ディレクター)との討論を通してメディアリテラシーの養成をめざす。通説の検証し、事実を掘り下げて伝えるために現場で格闘してきた制作者の声を紹介できればと思います」[http://www.labornetjp.org/news/2009/1240025472795staff01 MediR講座『制作者との対話~TVドキュメンタリーを通して社会を考える』] </ref>。
* 5月12日、NHKの第1094回経営委員会において「アジアの“一等国”」が議題とされた。NHKの[[福地茂雄]]会長は「番組を3回見ましたが、確かに見る人の見方によっては国辱だというところはあります」と発言した。ただし、福地会長は同時に、「[[日本]][[植民地]]政策に軸足を置き、[[アジア]]の一等国を目指していた当時の日本の姿を描こうという制作意図から作った番組ですので、番組の内容はこれでいいのではないかと思います」「軸足を植民地政策に置いたら、こういったことはありうるだろうという感じがしました」と発言し、最終的には問題がないとした<ref name="第1094回">{{Cite web|date=2009年5月29日|url=http://www.nhk.or.jp/keiei-iinkai/giji/g1094.html|title=NHK経営委員会|過去の議事録|第1094回|publisher=NHK|accessdate=2009年9月20日}}</ref>。福地会長は同様の見解を明後日の会見でも発している。
* 5月14日、NHKの[[福地茂雄]]会長は定例会見において「あの番組はいいところも随分言っていると思った」「(当時の)[[産業]][[インフラ]]の芽が今の台湾の産業につながっているという気がしたし、[[教育]]でも規律正しい子供たちが映っており、一方的とは感じなかった。文献や証言に基づいているし、(取材対象の)発言の“いいとこ取り”もない」として番組に問題はないとの認識を表明した<ref>[http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090514/biz0905141912025-n1.htm 「一方的ではない」 Nスペ「偏向番組問題」で福地会長]『産経新聞』2009年5月14日。</ref>。
* 5月16日以降[[東京]]、[[大阪]]、[[名古屋市|名古屋]]や[[台北]]などで今回の問題でNHKへの抗議活動が行われ<ref>読売新聞[[2009年]](平成21年)6月5日。</ref>、東京で行われた16日の抗議[[デモ活動|デモ]]には約1100名が参加<ref>[http://www.ch-sakura.jp/topix/1041.html NHK「JAPANデビュー」に抗議する国民大行動]日本文化チャンネル桜</ref>。
* 5月17日、[[中華民国]]の自由時報は、NHKによる[[媚中]]欺台報道によって[[日台関係]]を離間するものであると報じる<ref name="LibertyTimes">[http://www.libertytimes.com.tw/2009/new/may/17/today-p6.htm NHK媚中欺台報導 台日連線抗議] 自由時報 2009-5-17</ref>。
* 5月18日、この問題に関連して、日本李登輝友の会・日本文化チャンネル桜・『[[WiLL (雑誌)|WiLL]]』・台湾研究フォーラム・[[在日台湾同郷会]]・[[台湾の声]]などは「NHKの大罪」と題する全面[[意見広告]]を連名で産経新聞に出稿。「私はHさん(NHKディレクター)に言うたんだ。あんた、中共の息がかかっているだろう。(中略)NHKは、[[北京]]に呼ばれてチヤホヤとされて貢物を持って行ったんだろう。そう言ったんだ」との番組に出演した台湾人の言葉が掲載された<ref name="意見広告">{{PDF|[http://www.ch-sakura.jp/sakura/noticeofopinion090518.pdf NHK「JAPANデビュー」に抗議する1面広告を「産経新聞」に掲載!]}} チャンネル桜、2009年5月18日付</ref>。
* 5月26日、NHK第1095回経営委員会では、番組中に用いられた「日台戦争」という言葉を巡る論議などがあった<ref name="NHK経営委員会1095回"/>。なお、この日の日向理事(放送総局長)の見解は後日行われた参院決算<!-- 総務? -->委員会(後述)とは異なる。
* 5月30日、東京大阪などNHK周辺で抗議デモが行われ、放送センターがある[[渋谷]]のデモには約1100名の参加があった<ref>[http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/090530/tnr0905301813013-n1.htm 日台友好団体がNHKに抗議デモ] 産経新聞 2009年5月30日</ref>。
* 6月9日、NHKエグゼクティブ・プロデューサー河野伸洋は「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の再質問状(6月4日提出)への回答で、4月22日の蒋松輝と藍昭光のメール「ご参考まで」に言及し、『その後蒋松輝さんとお話をして、こうした表現についてのNHKの考えを理解していただいています』と説明。同時に、柯徳三についても『柯さんがNHKに対して憤っている、という事実はありません。また、NHKは柯徳三さんから抗議を受けていません。今回、「再質問」を受理した後、念のために柯さんに確認したところ、柯さんは「NHKに対して抗議するような気持ちはありません」とおっしゃっています。』と回答した<ref>中山成彬公式サイト 原文画像2009-6-12 up [http://nakayamanariaki.com/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=41 「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」再質問状(H21.6.4)に対するNHKからの回答書] 2009年6月9日</ref>(上記「4月22日」参照)
* 6月11日、自民党有志など約60人が参加した報道内容を検証する「[[公共放送のあり方について考える議員の会]]」が発足した<ref>[http://www.jiji.com/jc/zc?k=200906/2009061100989 「NHK番組が偏向」=自民有志が議連] 時事通信社、2009年6月11日。</ref>。
* 6月15日、柯徳三から『NHK番組「JAPAN・デビュー」に対する抗議と訂正を求める文書』がNHKに提出された。文書の内容は「人間動物園」、「日台戦争」、「漢民族」、「中国語」について、『以上の四つの点を特に、NHKに対して抗議し、訂正を求めます。』というものだった<ref>[http://ritouki-aichi.sblo.jp/article/30014768.html 柯徳三氏のNHKへ「抗議と訂正を求める文書」全文] 愛知李登輝友の会 2009年6月23日</ref>(上記「4月22日」参照)
* 6月17日、NHKは説明文を番組ウェブサイト上に掲載。番組のテーマと取材・制作姿勢および事実関係と用語に関する説明を行った上で、意図的な編集は行っておらず、インタビュー対象者からの抗議も受けていないなどと説明<ref name="NHK説明1">[http://web.archive.org/20090819070113/www.nhk.or.jp/japan/asia/090617.html シリーズ・JAPANデビュー 第1回「アジアの“一等国”」に関しての説明] NHK、2009年6月17日</ref>。日向放送総局長は会見で「見解はこれまでと変らない」と説明した<ref>[http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090617/biz0906172011016-n1.htm NHKスペシャル偏向批判でネットに説明文] 産経新聞 2009年6月17日</ref>。
* 6月19日、日本李登輝友の会はブログで4月22日のメール「ご参考まで」について、「それは台湾人のNHKを慮った婉曲的な表現だった。ストレートに訂正せよという要求はしなかっただけなのだ。なぜなら、柯徳三さんが自筆の署名と印鑑を捺してNHKに郵送した「NHK番組『JAPAN・デビュー』に対する抗議と訂正を求める文書」は、4月22日の「ご参考まで」とほとんど同じだからだ。」として、4月22日の「ご参考まで」は実質的な抗議だったと主張した<ref>[http://ritouki-aichi.sblo.jp/article/29906438.html 2>> 柯徳三さんたちがNHKに「抗議と訂正を求める文書」を提出] 愛知李登輝友の会 2009年6月19日</ref>
* 6月20日、先月につづきデモが開かれ、1000人を超える参加があった<ref>週刊新潮[[2009年]](平成21年)7月2日号</ref>。
* 6月22日、台湾の民間団体「友愛グループ」は、元メンバーの柯徳三や台湾人出演者の発言の批判的な部分だけを報道したとして抗議と訂正を求める文書をNHK福地会長宛に送付した<ref name="産経21625台湾民間団体">[http://sankei.jp.msn.com/world/china/090625/chn0906251846005-n1.htm 【NHK提訴】台湾民間団体「友愛グループ」も抗議書]『産経新聞』2009年6月25日</ref>。同日、NHKのディレクターらが台湾人出演者を訪ねサインを要求した(後述)。
* 6月25日、[[小田村四郎]]や[[中村粲]]、[[インターネット]]などを通じた呼びかけで集まった視聴者および台湾人約150名を含む原告8389名が、NHKの放送内容には事実と異なる偏向、やらせや事実の歪曲・捏造があり、放送法の定める公平な報道に違反し、精神的損害を受けたとして、NHKに対し[[原告]]一人あたり1万円の[[損害賠償]]を求める訴えを[[東京地方裁判所]]に起こした<ref>{{Cite web|date=2009-08-04|url=http://www.ch-sakura.jp/topix/1054.html|title=【原告募集!】 NHK集団訴訟 「訴訟委任状」提出のお願い|publisher=チャンネル桜|accessdate=2009年9月18日}} タイトル一部略。</ref>。NHK広報局は「番組の内容には問題がなかったと考えている」としている。<ref name="産経626"/><ref>[http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090625/biz0906251726014-n1.htm NHK相手に8400人が集団提訴 「JAPANデビュー」歪曲報道で]産経新聞[[2009年]](平成21年)6月25日</ref><ref>読売新聞、平成21年6月26日</ref><ref>[http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009062501000527.html NHKの台湾支配報道は「捏造」 歴史研究者ら8千人提訴] 共同通信社、[[2009年]](平成21年)6月25日。</ref> 裁判史上最大の集団訴訟となったこの提訴についてNHKは、夕方5時のニュースで報じたのみで、夜7時や9時、11時には一切報じられなかった<ref>『WiLL』2009年9月号 {{要ページ番号|date=2013年12月22日}}</ref>。この裁判では出演した台湾少数民族の[[パイワン族|パイワン人]]らも「[[日本政府]]がパイワン人の実演を『人間動物園』と呼んだことはない」と訴え、民族の誇りを傷付けられたとして原告として参加することになるなど、原告数は[[提訴]]後も増え続け、2009年[[8月11日]]現在で1万人を突破した<ref>2009年8月11日 産経新聞[http://s01.megalodon.jp/2009-0812-2217-46/news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/m20090812007.html パイワン人も提訴 NHK台湾特集訴訟 原告1万人突破]</ref>。同日、[[参議院]][[総務委員会]]において自民党の[[世耕弘成]]と[[日本共産党]]の[[山下芳生]]によって番組についての質疑が行われた<ref>{{Cite web|date=2009-06-25|url=http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/171/0002/17106250002021a.html|title=参議院会議録情報 第171回国会 総務委員会 第21号|work=国会議事録検索システム|publiher=国立国会図書館|accessdate=2009年9月20日}}</ref>。
* 7月22日、NHKは番組ウェブサイトに「いまだに誤った情報に基づいたご意見やご批判もある」などとして追加の説明文を掲載。この中で、「人間動物園」について「パイワン族の人たち自身がどう受け止め、感じたかということは、「人間動物園」の事実を左右するものではありません」などと主張。パイワン族の方への「やらせ取材」などの取材についても、正当性を主張した。また「台湾・友愛グループ」など台湾の方達から抗議の文章を受取っていたことを明らかにした<ref name="NHK説明2">[http://web.archive.org/20090818005852/www.nhk.or.jp/japan/asia/090722.html シリーズ・JAPANデビュー 第1回「アジアの“一等国”」に関しての説明・追加] NHK 2009年7月22日</ref>
* 7月23日、日本文化チャンネル桜は自局が7月16日に放送した番組内容に関してNHKから抗議文が届いたと放送。「北京支局の職員」が「[[買春]]」で「[[中華人民共和国公安部|中国の[[公安]]警察]]に拘束された」、「日本に戻された」という事実はありません。「これをもみ消した」というのも全くの事実無根です(原文ママ)<ref name="sakurasotv20090723">[http://www.youtube.com/watch?v=iJ5kwK1cJE8&NR=1 1/2【NHKの大罪】NHKからの抗議書について【H21/7/23】] [[日本文化チャンネル桜]]2009年07月23日</ref>
* 7月24日、[[日本李登輝友の会]]などはNHKに対し連名で、番組に出演した台湾人の抗議の事実の有無やディレクター等が訪台した事実の有無、出演者名誤記の認識の有無などの質問及び公開討論会開催を要請する文書を送付<ref name="NHKへの質問要請210724">[http://www.ch-sakura.jp/topix/1272.html 【公開質問】 NHK に対する質問と公開討論会の要請]</ref>。
* 8月3日付でNHKは、7月24日付の日本李登輝友の会などの質問と要請に米本信NHK広報局長名で「ご質問への回答は差控えさせていただきます。また「公開討論会」も開くつもりはありません。」と回答した<ref name="NHKへの質問要請210724"/>。
* 8月12日、台湾のパイワン族子孫が来日し講演。その中で、博覧会について「日英博覧会に参加したことは自分たちの誇りである」「NHKが学者の説を借りてわれわれを『人間動物園』の見せ物だったと放送したことで、パイワン族の尊厳は傷つけられた。厳重に抗議したい」と述べ番組を批判。NHKを相手取った1万人以上の集団訴訟に原告として加わると表明した<ref>[http://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/090812/med0908121417000-n1.htm パイワン人も提訴、原告1万人突破 NHK台湾特集訴訟]産經新聞2009年8月12日</ref>
* 8月25日、NHK経営委員会の小丸成洋委員長は会見で、経営委員が意見を述べることの是非について「番組に重大な疑義が生じれば、NHK執行部に説明を求めることは出来る。ただ通常は編集の自由を尊重し、個別の番組への干渉は自制しなければならない」と述べた。この番組については「(重大な疑義は)ないと思う」との見解を示した<ref name="産經新聞210826">産經新聞平成21年8月26日</ref><ref name="mainichi20090826">{{Cite web|title=NHK経営委:番組への干渉自粛、原則確認 - 毎日jp(毎日新聞)|url=http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090826ddm012040023000c.html|accessdate=2009-08-28|archiveurl=https://archive.is/NKwit|archivedate=2013-05-01}}</ref>。
* 8月28日、NHK訴訟原告団が台湾入りし、パイワン族のクスクス村で現地調査を実施。新たにパイワン族の部落の長24人が訴訟参加を表明した<ref name="産経210828">[http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090828/acd0908281840002-n1.htm 【Nスペ】原告団が現地調査 出演者「コメント曲げられた」 パイワン族24人が訴訟参加を表明] 産経新聞 2009年8月28日</ref>
* 9月16日、朝日新聞は朝刊「Media Times メディアタイムズ」において、独自取材に基づく記事を掲載し、「アジアの”一等国”」問題の経緯や背景を詳しく伝えた。番組への抗議が存在することだけでなくNHK側の反論も紹介したこの記事はネット配信されず、紙面だけの掲載となった。その中でNHKは「誹謗中傷、歪曲ともいえる誤った情報が一部に流布している」などと従来の主張を繰り返した(上記「7月22日」参照)<ref name="asahi">{{Cite news|title=台湾で広がる困惑 : 日本の植民地統治を批判 NHK番組|newspaper=朝日新聞|date=2009-09-16 }}</ref>。
* 10月6日、産経新聞は朝刊1面で、番組のチーフプロデューサーとディレクターが台湾を再訪し、出演者に抗議の取り下げや番組を不問に付す文書へのサインを求めていたことを報道した<ref name="産経1006台湾再訪">[http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091006/biz0910060131000-n1.htm 「偏向報道」抗議者に「不問」求める 訪台のNHK番組関係者] 産経新聞 2009年10月6日。</ref>(下記「抗議発生後にNHKが台湾再訪」参照)。同日、番組出演者とパイワン族<ref>{{Cite journal|和書
276行目:
| url = http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/sapio-20091119-01/5.htm
| accessdate = 2010-01-09
}}</ref><ref>[http://www.nicovideo.jp/watch/sm8451033 チャンネル桜 NHKの大罪 パイワン族原告団来日記者会見]。[http://www.nicovideo.jp/watch/sm8459872 チャンネル桜 JAPANデビュー 台湾 パイワン族来日 日台歓迎交流の夕べ]</ref>37人を含む約1900人が事実の歪曲があったなどとして約2600万円の賠償を求めて新たに提訴。産経新聞は、来日したパイワン族の原告[[華阿財]]は[[記者会見]]で「なぜ事実にあわないことを発表して世界に伝えるのか。当時、[[日本人]]はわれわれに敬意を持って接してくれた。民族の自尊心が傷付けられた」と話した、と報じた。1次提訴とあわせた原告は1万300人を超え、請求総額は約1億1千万円となった<ref>[http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091006/biz0910060133004-n1.htm 「客観的判断」とNHK 怒り収まらぬ台湾の人々]、[http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091006/biz0910061742023-n1.htm NHK偏向報道で2次提訴 パイワン族男性「自尊心傷つけられた」] 産経新聞 2009年10月6日。</ref>。NHKは「訴状が届いていないので、申し上げることはありません」とコメントした<ref>[https://archive.is/20120710055628/mainichi.jp/select/jiken/news/20091007ddm041040014000c.html NHKスペシャル:番組で精神的苦痛、台湾先住民らが賠償提訴]毎日新聞平成21年10月7日</ref>。
* 10月7日、日本文化チャンネル桜はNHKに対し、桜が7月に放送した買春疑惑に関するNHKの抗議文を[[名誉毀損]]と[[営業妨害]]として提訴したこを公表<ref name="sakurasotv20091007">[http://www.youtube.com/watch?v=ZcI1gd8qPBw 【NHKの大罪】パイワン族原告団来日記者会見【桜H21/10/7】] [[日本文化チャンネル桜]]2009年10月07日</ref>。
;[[2011年]](平成23年)
* 4月28日、チャンネル桜とNHKの間でなされた名誉毀損訴訟の一審[[判決]]の内容が明らかになり、チャンネル桜は[[敗訴]]したことを公表<ref>[http://www.youtube.com/watch?v=LdohTQeFR_0 【ご報告】NHK名誉毀損裁判判決と尖閣防衛船購入<nowiki>[桜H23/4/28]</nowiki>]</ref>。
;[[2012年]](平成24年)
*12月14日、[[東京地方裁判所]]において[[原告]]敗訴の判決が下る。原告は、[[東京高等裁判所]]へ[[控訴]]した。
;[[2013年]](平成25年)
*11月28日、[[東京高等裁判所]]で一審判決を[[棄却]]しNHKに[[損害賠償]]を命じる判決が下る。
*12月11日、NHKは二審判決を不服として[[最高裁判所 (日本)|最高裁]][[上告]]
 
== 脚注 ==