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同社は、同年[[12月8日]]より小麦加水分解物を含有しない新製品の出荷と、同社の[[ウェブサイト]]と[[ダイレクトメール]]などにより注意喚起と返品交換のお知らせを開始した。その後[[2011年]][[5月20日]]に以前に出荷した旧製品の自主回収を開始した<ref name="kaishu20110520">[http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001cv6i-att/2r9852000001cv7z.pdf 医薬部外品 回収の概要(クラスI)] 厚生労働省・平成23年5月20日</ref><ref>[http://www.yuuka.co.jp/info/news20110520.action 旧 茶のしずく石鹸(昨年12月7日以前販売分)をお持ちのお客様へ] - 悠香ウェブサイト</ref>。旧製品を使用して[[呼吸困難]]や意識不明などの[[アナフィラキシー]]症状を発症する例も報告されており、[[国民生活センター]]は旧製品の使用中止を呼び掛けた<ref>[http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20110714_1.html 小麦加水分解物を含有する「旧茶のしずく石鹸」(2010年12月7日以前の販売分)による危害状況について] - 国民生活センター</ref><ref>[http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20110908_5.html 小麦加水分解物を含有する「旧茶のしずく石鹸」(2010年12月7日以前の販売分)7月14日公表後の危害状況について] - 国民生活センター</ref>。
 
なお、[[加水分解コムギ]]自体は化粧品等で広く使われている成分であるが、茶のしずく石鹸に含まれる[[加水分解コムギ]]「[[グルパール19S]]」([[片山化学工業研究所]])を使用していたのは悠香が製造を委託していたフェニックス社のみであり、他社の製造した製品では同様の症例は報告されていない<ref>[http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2011/09/6719.html 【検証・悠香の自主回収④】67症例全てが悠香示す、使用原料「グルパール19S」に原因?] - 週刊通販新聞、2011年9月29日</ref>。もともと小麦に対してアレルギーをもっている者のみが発症するものではなく、アレルギーのない者であっても該当するコムギ成分を含有するものを使用等したことにより発症するようになる。
 
その後被害者弁護団が結成され、全国15箇所の裁判所で悠香、フェニックス、片山化学工業研究所の3社に総額70億4千万円の損害賠償を求める集団訴訟に発展<ref>{{cite news|url=http://mainichi.jp/select/news/20120421k0000m040012000c.html?inb=yt |title=「茶のしずく石鹸:賠償70億円求め被害者が一斉提訴」|newspaper=毎日新聞 |date=2012-04-20 }}</ref>。悠香側は請求棄却を求めて争う姿勢を見せている<ref>{{cite news|url=http://mainichi.jp/select/news/20120605k0000m040056000c.html |title=茶のしずく訴訟:「悠香」など3社、請求棄却求める |newspaper=毎日新聞 |date=2012-06-04 }}</ref>。悠香側は裁判の弁論の中で、「アレルギーは体質や遺伝の問題であり、全ての使用者が発症するわけではない」「小麦アレルギーはパンを食べて発症することがあるので、アレルギー源としてはパンも石鹸と同様である」と述べ、商品の欠陥ではないと主張している<ref>{{cite web|url=http://ib-kenko.jp/2012/11/post_834_1115_dm1223_1.html |title=悠香側「パンと石けんは同じ」~『茶のしずく』訴訟第3回弁論(前)|publisher=健康情報 |date=2012-11-15|accessdate=2013-02-19}}</ref>。