「ハンデキャップ競走」の版間の差分

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前者はおもに[[繋駕速歩競走]]で実施され、負担重量こそ定量制だったが、各出走馬の距離適性などを考慮して競走距離を前後させる仕組みである。[[日本の競馬]]では2012年現在速歩競走は行われていないため採用されていないが、日本国外で行われている速歩競走や、また[[オートレース]]でも一部採用されている(オートレースでのハンデキャップ競走については[[ハンデレース]]を参照)。
 
後者については距離こそ全馬一定となるものの、出走馬の過去の競走実績などを考慮して、馬に背負わせる錘(おもり)<ref group="注">錘は[[騎手]]が体重調整のために身に着ける場合もある。</ref>の負担重量を、実力上位馬に対してはそれを増やし、逆に成績の芳しくない競走馬に対しては軽減させることが一般的とされている。そのため、実際の競走では負担重量の軽い馬(=実力の足らないと思われている馬)が上位に入線することが少なくなく、また、実力があっても負担重量の重い馬は[[人気]]を下げることもあるので、高配当が期待できる場合もある。
 
負担重量における[[ハンデキャップ]]の決定は、[[出馬投票]]終了後に各出走登録馬の過去の競走実績などを踏まえて主催者のハンデキャッパーによる合議によって決定される。全馬が「横一線」で入線することがハンデキャッパーの「理想」とされている。
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負担重量の重い馬([[負担重量|馬齢重量]]との差分)上位3頭に対して優先出走権が与えられる。
 
ハンデは[[騎手]]の安全を考えて最も軽量で48[[キログラム]]。そこから0.5キログラム単位で調整される。重い場合には上限がないが、実際には63キログラム以上が課されることはあまりない<ref group="注">[[テンポイント]]の事故などを考慮していると言われている。</ref>。[[競馬の競走格付け|GI級]]競走の実績がある馬がハンデキャップ競走に出走すると、大体は58キログラムから60キログラム台のハンデを背負わされることになる。最近はどの陣営も重いハンデを背負わされることを嫌っているため、GI級競走で実績のある馬をハンデ戦に出走させることはほとんどない。ただしGI級競走で勝ち負けしたがその後の成績が芳しくなく、ハンデがさほど重くならないと判断される場合は、相手関係などを見てハンデ戦に出走させることもある。
 
現在、過去1年以上出走していない馬は出走資格がない<ref group="注">適切なハンデを設定できなくなるため。このことから適鞍のハンデ戦に出走させるため、その手前に明らかに守備範囲外の距離やコースで施行される別定重量戦に出走させる場合がある。</ref>。
 
==== 地方競馬 ====
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== 脚注 ==
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== 出典 ==
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