「リーマン曲率テンソル」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
→‎定義: 言い回しの整理
編集の要約なし
1行目:
[[リーマン幾何学]]において'''リーマン曲率テンソル'''(リーマンきょくりつテンソル、{{lang-en-short|Riemann curvature tensor}})あるいは'''リーマン-クリストッフェルのテンソル'''({{lang-en-short|Riemann–Christoffel tensor}})とは、[[リーマン多様体]]の[[曲率]]を表す最も標準的なテンソルを言う。名称は、[[ベルンハルト・リーマン]]および[[エルウィン・ブルーノ・クリストッフェル]]に因む。
 
リーマン-クリストッフェルのテンソル(リーマン曲率テンソル(の特に以下で述べる座標式)は[[重力]]の現代的理論である[[一般相対性理論]]における数学的な道具の中心となるものである。
== 定義 ==
リーマン多様体を M とする。すなわち、M 上の各点に基本計量テンソル g<sub>ij</sub> が与えられており、接続の記号 <math>\Gamma_{jk}^i</math> は[[クリストッフェル記号]] <math>\left\{ { {i}\atop{j k} } \right\} </math> であるとする。
16 ⟶ 17行目:
が、互いに直交する単位ベクトル u<sup>h</sup> と v<sup>h</sup> の定める切口に関する断面曲率となるという意味で、'''リーマン-クリストッフェルのテンソル'''と呼ぶことがある<ref>[[#矢野(1971)|矢野(1971)]] p.206 <br />
以後、リーマン-クリストッフェルのテンソルというときはこの4階共変テンソルを指すこととする。</ref>。
 
リーマン曲率テンソル(の特に以下で述べる座標式)は[[重力]]の現代的理論である[[一般相対論]]における数学的な道具の中心となるものである。
 
== 座標式 ==