「明治天皇と日露大戦争」の版間の差分

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=== アラカンと「明治天皇」 ===
劇場では、{{要出典範囲|date=2014年12月|嵐寛寿郎演じる明治天皇が登場すると思わず手を合わせる人も多かったという。}}その結果、姉妹篇である『[[天皇・皇后と日清戦争]]』(新東宝、[[1958年]])や『[[明治大帝と乃木将軍]]』(新東宝、[[1959年]])のほか、事実上その総集編である『[[明治大帝御一代記]]』([[大蔵映画]]、[[1964年]])まで作られた。嵐寛寿郎は、『[[日本ロマンス旅行]]』(新東宝、[[1959年]])で[[仁徳天皇]]を、『[[皇室と戦争とわが民族]]』(新東宝、[[1960年]])で[[神武天皇]]を演じている。「新東宝創立十周年映画」の『[[新日本珍道中]]・東日本の巻』(1958年)でも再び明治天皇を演じている。
 
大蔵社長によるこれら天皇役の「二番煎じ」のごり押しにはアラカンも辟易し、「仏の顔も三度や、こうたびたび天皇をやっていいものやろかと思いました」と語っている。公開後、封切りだけで興収八億円という空前の大ヒットに大蔵社長は得意満面で、アラカンに「寛寿郎くん、御苦労でした」と十万円(当時)のボーナスをはずんだ。アラカンは「八億円稼いで十万円、ゼニ残す人は違いますな」と皮肉っているが、「アセモ代」だと思ってこれを受け取った。