「ムスタルシド」の版間の差分

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紅毛碧眼で顔には赤茶けたしみがあったという<ref>マアルーフ p.207</ref>。
 
[[イブン=アル=アシール]]は著書『[[完史]]』の中で、ムスタルシドについて以下のように述べている。
 
「彼は強くまた勇敢であり非常に大胆で、遠大な夢を持っていた。彼はアラビア語にきわめて達者であり、雄弁であった。私は彼の素晴らしい筆跡と文章技能で書かれた、嘆願書に対する返信も見たことがある」<ref name="kamil1"/>
 
イブン=アル=アシールも述べているムスタルシドの雄弁さについて、[[ニザーミー・アルーズィー]]『四つの講話』には以下のようにある。
 
「カリフは説教の間にあまりの悲しみと絶望からセルジューク朝について不平を述べた。アラブの雄弁家、ペルシアの能弁家たちはいずれもそれをこう評している。すなわち、預言者の弟子にして、コーランの注釈者たちたる教友たち以来、かかる流麗かつ雄弁な話をした者はいない」<ref>ニザーミー p.223</ref>